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縄文短歌 トラの場合

 うちに住む猫たちのうち、長男のトラは身体が一番大きいけれどおっとりしていて甘えん坊です。それに、お姉ちゃんのタマと違って何度も獣医さんの世話にもなっています。ある時、膀胱結石から尿閉を起し、危うく死にかけました。トラ、あの時には本当に肝を冷やしましたぞ。

トラ、危機一髪⁉
ぐったりと萎れるボクの姿見て心配そうな父がいました
 
父さんが僕のおなかに手を当てて風船見つけ絶句してます
 
僕のこと小脇に抱え病院に駆け込む父もお医者さんです
 
袖まくり気合を入れた獣医さん チンコの先に管を挿し込む
 
汗かいて苦闘すれども通りません 嗚呼‼膀胱ははるかに遠く
 
やっとこさ管が通って溢れ出る尿見て父はホッと息吐く
 
「六割のチンコ」とボヤく獣医さん 聞いてた父は泣き笑いする               
 
僕を見て泣き笑いするお父さん わかった僕は宝なんだね
 

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