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ダ・ヴィンチ・コード(ダン・ブラウン)

 最近はこの手の小説はほとんど読まなくなっているのですが、あまりの人気とそれらしいタイトルに惹かれて・・・。
 かといって買うほどでもないかと思い図書館で予約をして待つこと4ヶ月。今頃になって読んだのですが・・・

 やはりこの本は、キリスト教の歴史への興味と造詣がないと面白みは半減以下になるのでしょう。逆に関心がある読者の立場からみるとワクワクドキドキものなのかもしれません。

 小説を面白く感じるかどうかは全くもって個人的な感性ですから、好き勝手にコメントしても許されるのだと思います。
 その流れで言えば、この本、謎解きという面では極々普通。サスペンスものとしても緊迫感やスピード感がイマイチ。最後の「暗号」に至っては多くの方が拍子抜けしたのではないでしょうか。

 お決まりのように映画化が予定されているとのことですが、どのくらい映像というメディアで変身しているかがお楽しみです。
 同じく「聖杯伝説」をモチーフにした作品としてはハリソン・フォード主演の「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」のインパクトが非常に強いですね。(全くストーリは違いますが)
 お宝探し系の映画は山とあるので、こんどの映画ではどういう攻め方をするのでしょうか。

 以前から欠点として自覚しているのですが、私はどうも流行ものには疎い方です。この本のおかげで改めてマスマーケティングセンスの欠如を再認識しました。

(注:この投稿は2005年に記したものです。後に映画化された作品の出来は“まあまあ”だったと思います)


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