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未破裂脳動脈瘤がある日突然治った話

スーパードクターのもとで、約1年半ほど経過観察を続けていたある日、私は夜中に耳の痛みで目が覚めました。 破裂の前兆?と心配になって急遽、私の動脈瘤を見つけてくれた検診センターへMRIを受けに行きました。 検査の結果は直ぐに出ましたが、「大きくなっているように見える」とのことで、私は直ぐに病院へ連絡。 次の診察日は未だ先でしたが、電話に出た看護師さんが、私のただならぬ様子を察知して、診察日を早めてくれました。 これまで手術はしないと決めていました私も、ついに後遺症という

    • 未破裂脳動脈瘤があると子供が産めない!?

      これは、M先生の診察を初めて受けた時にハッキリと言われました。 妊娠すると高血圧になりやすいほか、出産時に身体に力を入れるため、動脈瘤が破裂する可能性が高いから、との事。 私は当時、結婚相談所で知り合った男性がいました。 彼とは「良い感じの仲だが付き合ってはいない」という微妙な関係にあり、この事実をいつ伝えるべきか、悩みました。 自分の中でも、まだ受け止めきれてなかったし、これで彼と終わりになったら、、、と考えると、なかなか言い出す事が出来ませんでした。 でも、悶々

      • 未破裂脳動脈瘤が発覚してから⑨〜スーパードクター怒る〜

        母を連れて病院へ行った日、M先生は私が診察室に入るなり、 「お母さんだけですか?お父さんは?」 と聞いていました。 私「父は平日仕事で病院にくるのが難しいので(母と離婚もしてるし)、母だけ連れてきました。父には、私からきちんと説明しているので大丈夫です」 と伝えましたが、M先生 「私の口から直接、なりさんの病状を伝えたいので、必ず連れてきてください⚡️大切な話なので、お父さんにもきちんと理解してもらう必要があります!!」と強い口調で言いました。 M先生から、先生の

        • 【閑話休題】医師の話を聞き流しちゃダメ!メモを取ることの重要性

          私は、M先生の診察を受ける時には、必ずメモを取るようにしていました。 医師から大切な事を言われても、普段聞きなれない医療用語を多用されると、いまいち自分の理解が及ばないまま、結論だけを捉えがちになりそうだと思ったからです。 メモを取る事で、家に帰ってから病気について自分でも調べる事もできますし、話を整理出来て、自分が病気についてどこまで理解出来ているのか明確になります。 また、疑問点が出てくれば次の診察の時に医師に質問して解消することも可能です。 特に自分の命や将来に

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        未破裂脳動脈瘤がある日突然治った話

        • 未破裂脳動脈瘤があると子供が産めない!?

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        • 【閑話休題】医師の話を聞き流しちゃダメ!メモを取ることの重要性

          未破裂脳動脈瘤が発覚してから⑧〜セカンドオピニオン意味なし〜

          迷える私は、セカンドオピニオンを受け付けている都内の有名な医師を訪ね周りました(3〜4人くらい?)が、これが全くの徒労に終わりました。 なぜなら、、、 M先生が他の医師から見ても飛び抜けて素晴らしい医師であったから🚀 どの先生も、「M先生に診てもらってるんでしょう?だったら大丈夫。」「手術するにしてもM先生に任せなさい!」 M先生の名前を出した途端に、皆さん口を揃えてこれでした😅 まさに、「名医が選ぶ名医」!!! 私が「手術したほうが良いんでしょうか?」と聞いても

          未破裂脳動脈瘤が発覚してから⑧〜セカンドオピニオン意味なし〜

          未破裂脳動脈瘤が発覚してから⑦〜で、これからどうします?〜

          手術 or 経過観察? M先生「これだけ大きい動脈瘤が見つかったからには、手術をして取り除くのが一番良いのですが、術後に身体に麻痺が残って社会復帰まで時間がかかる可能性が高いです。手術をしない=経過観察という選択もありますが。いつ破裂するかも分かりません。何れにせよリスクは高いです。なりさん(私)にとって一番いい術式、後遺症がなるべく残らない動脈瘤へのアプローチ方法を、これからも病院内の他の医師と話合っていきますが、どちらの方法を取るかご家族と話合って決めて下さい。」 ー

          未破裂脳動脈瘤が発覚してから⑦〜で、これからどうします?〜

          未破裂脳動脈瘤が発覚してから⑥〜ヤミ期の到来じわじわと〜

          造影剤を使ったMRI検査も無事に終わり、M先生からクモ膜下にならないために毎日の生活で気をつけるべきは、とにかくストレスを溜めない、身体を疲れさせないこととだと説明されました。 でも、当時の私は社内でも忙しい部署に所属していて、ストレスフルだし残業もバリバリだし、これかを実行するのは至難の業でした😭 ー 会社には疾病が見つかってすぐに報告しましたが、治癒に至るまで勤務上での特別な配慮はありませんでした。むしろ、飲み会の幹事を任せられたぐらいです😓 加えて、「動脈瘤が破裂

          未破裂脳動脈瘤が発覚してから⑥〜ヤミ期の到来じわじわと〜

          スーパードクターとの初対面。

          私は早速、かかりつけ医に、このスーパードクターの紹介状を書いて欲しいと懇願しました。 かかりつけ医は、快くスーパードクターがいる病院とコンタクトを取ってくれ、何とラッキーなことに数日後に診察を受けれることになりました。 受診日当日、私は少し緊張しながら、先日の検査入院結果と検診結果の両方を携えて、スーパードクター(=以下、M先生とします)の元を訪れましたが、そこで出会ったM先生は、私が今までに会ったことのある、どの医師とも全く違いました。 まず、持参した検査結果を見たあ

          スーパードクターとの初対面。

          未破裂脳動脈瘤が発覚してから④〜信頼出来る医師を求めて〜

          検査入院によって、鮮明な瘤(コブ)の形状を確認することが出来ました。 医師からは、「もし手術するなら、手術の詳しい説明をするよ」と言われました。 ただ、私は既に「この病院では手術は受けない」と心に決めていたため、医師には「考えます」と言いながら、それっきり、その病院へは連絡しませんでした。 ー 今回の検査入院で、きちんとした医師の診察を受けることが、何よりも重要であると実感した私は、この後、ネットで「動脈瘤、手術、脳神経外科医、スーパードクター」と検索しまくり、ある先生

          未破裂脳動脈瘤が発覚してから④〜信頼出来る医師を求めて〜

          未破裂性脳動脈瘤が発覚してから③〜この病院で手術したら死ぬのでは?〜

          問診時に医師に対する不信感を持ちながらも、紹介先の病院でそのまま検査入院をしました。 病室は古くて薄暗く、6床のベッドは全て埋まっていました。同じ病室にいる患者さんは、皆、脳に何かしらの疾患がある方のようでした。 入院2日目の検査直前に、私は何かの点滴を打ちました(何の点滴だったかは記憶なし)。 その時、私は自分が持参したパジャマを着たまま点滴を打ったのですが、医師が私の様子を確認した際に、「あれ?手術着に着替えてないの?」と看護師に言いました。 手術室で局部麻酔しな

          未破裂性脳動脈瘤が発覚してから③〜この病院で手術したら死ぬのでは?〜

          未破裂性脳動脈瘤が発覚してから②〜え?瘤ないの?〜

          健診結果(CDROM+診断書)を持って紹介された病院へ行くと、医師が早速にCDROMの画像を見ながら問診を開始しました。 すると、医師がPCの画面上をスクロールしながら、「動脈瘤なんて何処にも見当たらないけど?」と言い始めました。 私は、医師のその発言を聞いて、「え?????私も最初に健診結果を聞いたときに画面で瘤(コブ)を確認したけれど、あれはやっぱり見間違いだったのかな」と期待し、一応「左の脳底にあると書いてありますが。」と診断書(画像付きで瘤のある場所に赤丸表示)を

          未破裂性脳動脈瘤が発覚してから②〜え?瘤ないの?〜

          未破裂脳動脈瘤が発覚してから①〜パニック&滝汗〜

          医師からの診断結果を聞いて、滝汗が止まらなくなった私を心配し、看護師がベッドに横になるよう促してくれました。 ベッドに横になっても私の滝汗は止まらず、「これから先、仕事はどうしたら良いんだろう。私、将来結婚できるのかな。」等、色々な思いが頭の中を駆け巡りました。 ーこの時、看護師さんが「大丈夫ですか」と肩をさすってくれました(TT) 数分程、ベッドに横にならせてもらい、私の気持ちが一旦落ち着いたところで、医師から改めて、「MRIだけでは、正確な瘤(コブ)の状態が確認出来

          未破裂脳動脈瘤が発覚してから①〜パニック&滝汗〜

          軽い気持ちで受けた脳ドックがまさかの結果

          脳ドックを受診してから数日後、病院から「早めに検査結果を聞きに来てほしい」と連絡がありました。 連絡を受けた私は「何か見つかったのかな?」と不安になり、直ぐに病院を受診。 そこで、医師から告げられたのは、「かなり大きな未破裂動脈瘤が左脳の底にある」という衝撃的な内容でした。 今まで大きな病気をしたことがなかった私は、聞いた瞬間に、自分の血の気が引いていくのを感じ、顔から汗が噴き出して止まらなくなりました。 医師の話では、私の動脈瘤はとても特殊な位置にあり(つまり手術が

          軽い気持ちで受けた脳ドックがまさかの結果

          未破裂脳動脈瘤発覚まで①〜突然のめまい〜

          2017年(29歳)の夏、私は仕事帰りに眩暈(めまい)を起こしました。 その時の眩暈は今まで経験したことのない類のもので、足元はおぼつかず、思わず私は道端で「わぁ~(@@)」と声を上げてしまいました。 あまりに酷い眩暈だったため、家に帰ってからネットで調べたところ、 「脳梗塞の前兆かもしれないので、脳ドックへ行ったほうが良い」 とあり、心配性な私は、早速に職場近くで脳ドックが受けられる健診センターを予約しました。 ただ、この時の私は、心配する一方で、「どうせ何事もな

          未破裂脳動脈瘤発覚まで①〜突然のめまい〜

          初めましての自己紹介

          ・名前:なり ・性別:女 ・年齢:アラサー noteを読むのが好きで、自分でも記事を投稿してみたくなりました。 このnoteでは、未破裂脳動脈留(現在完治済み)と向き合った自分の過去の体験談等を書いていこうと思います。 宜しくお願いします。

          初めましての自己紹介