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相変わらず泣いている

わたしはちゃんと母と向き合ったのか

後悔ばかりが襲って来る

自分勝手に生きていたのか

わがままに生きていたのか

昨年はまだ足の手術が控えていた

自分のことで精一杯

どうして、どうして
母はあの時に逝ってしまったの
時旬だったと言われれば
頷くことしか出来ないけれど

もう少し優しい言葉をかけられなかったか
もう少し母に思いやりを持てなかったか

悲しい思いばかりがわいてくる

本当は分かっていたのかな

母のことを最期まで
ちゃんと見るって
わたしの走り書きを見つけた

いつかあの世に旅立つと
そう遠くない時期に

友だちを見ていると
おかあさんにやさしく、やさしく接している
彼女のようになれなかった自分を恨んでいる

もっとやさしくしていれば
もう少しでも生きてくれたかな

やっぱりやさしくないわたし

かなしくて涙がわく

何に泣くの…後悔

もっともっと生きていて欲しかった

人は「仕方のないこと」という
冷静にみればそうなのかも

そしてわたしのことを「親孝行」と言ってくれる

「ありがたい」と違う涙を流している

わたしはずっとずっと泣いていた

母が不思議に思うほど

いつもいつも涙を流す
自分でも分からなかった
母の旅立ちがもうすぐ
やって来るなんて
分からなかったから

いつも大粒の涙を流していた

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