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命あってのものだね


命があるのはいいことなのか

そんな当たり前のことを考える

母の命はもうないから
かなしくて泣いている

もう一年、まだ一年
来年は二年目になる
二年になっても
変わらない
三年になっても
変わらない
何十年経っても変わらない

わたしの気持ちは変わらない

命あってのものだねを考える

生まれる前の約束を忘れたわたしは嗚咽する

自分で選んだ人生なのに
忘れている
こんな人生イヤだよと…
この世に起こる全てのことはいいことでしかないはずなのに
こころを学んできたはずなのに

惜しい、欲しい、憎い、可愛い、恨み、腹立ち、欲、高慢
こころの埃にまみれてる 

いつもこころに刻んでいる
この言葉たちも飛んでゆく

忘れてしまう

かなしくて
さみしくて
くるしくて

ひとりぼっち

魂だけは生きている
生き続けている
生老病死のない国で

見える命に包まれて
本当は見えない魂が本質なのに

見えるものを求めている

命あってのものだねは

わたしに何かを教えてる 

教えるものがなくなったなら
わたしは母のいる神の国に戻してもらえるのだろうか

いのちは返せるのか


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