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十日に一度~甘い言葉にご用心

昨夜はほとんど眠られず
浅い眠り

でも今日は十日に一度の日

暑い中、文子先生の祝いの日
魂に香りを食べてもらう
順番に御焼香

午後からはわがまま息子がやってくる
おやさまのお話しは

人間は人間によって磨かれる
ダイヤのようにごしごしと
それが魂の成長

十日に一度の神様詣
どうしても行きたくて
行けることがうれしくて
家を飛び出したが
身体はくたびれて
話しの途中
舟を漕ぐ

身体はふらふらで人をかまう余裕なんかない

息子は昨日自転車で転けて
腕に大きな絆創膏
足にも怪我をしている

車で来たという息子
「帰りは家まで送ってやる」

甘えたわたしがバカでした

最初はすいすい進んでいたが途中から渋滞に巻き込まれ

息子の態度は一転しイライラが募る
そしてわたしの気に入らないところに当たり散らす
いちいち私の言葉にあげ足を取る

ここで降ろしてくれも言えずに我慢する
我慢に我慢を重ね
最後には家の前
車の中で一時間も説教たれる

あぁえらくなったもんだ…
我慢しないでさっさと車から降りれば良かった

甘えてはいけない
特にこいつには
こいつだけには

いつもいつも親だからと
言葉を呑み込んで来た

いつもいつも
受け入れようとしてきた

そしていつもいつも
母に愚痴を聞いてもらって来た
もう愚痴を聞いてくれる母はいない

この気持ちをどう処理したらいいの
お母さん
涙がこぼれる

息子は息子、離れなさい
他人は口では簡単に言う

母にはいつも言われてた
「この子を育てるのはあんたしか出来ない、わたしにはとても育てられない」
それくらい育てるのは難しい子供なのか

相変わらず手を焼く
もういい年こいた大人なのに
いい加減離れてくれ
精神的に自立をしてくれ

もうすぐ結婚するんだろ

母が晩年私に言っていた
「もう少しやさしくして」
親だから何を言っても許してくれる

私も母に甘えてた
今になって、母の肉体がなくなって
よく分かる

魂は永遠
「人間の本質は霊性であって、物質体ではない」
母が旅立つ前まで読んでいた本の帯

母の示して行った生き方

十日に一度の神様詣で
今日もまた母に逢えた

ありがとう、お母さん


息子は晩遅くまで電話をかけてくる
イヤ無理だ、もうダメだ、心が折れた

ラインもブロックした
家の電話も無視

「あなたとは縁を切る」
そんなら勝手にしてくれ

こうやって脅し文句
いつもいつも弱いものいじめ

やれるもんならやってみろ

人生は魂磨き
ダイヤのようにごしごしと
死ぬまでずっと







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