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母とわたし

いつも私のことも気に掛けてくれている大好きなsanngo さんのnote からすてきな記事を教えたてもらいました。


幸野つみさんの「#昔のnote を振り返ろう」という企画です。


わたしがnote を始めた頃は母はまだ生きていた

でも母との関係はわたしの中で最悪だった

母はもうすぐ旅立つと何処かで感じていた
わけもなく大粒の涙を流しているわたしを母は不思議そうに見ていた

あんなにあっさりとわたしを残して行ってしまうのか?
というくらい…呆気ないものだった 

それはいつかいなくなることは分かっいた

でも本当にいなくなることといなくなるかもしれないは違っていた
 


自分でも忘れていたがつい最近、これを読んでスキを付けてくれる方がいた


まだ何処かで浮かれていた
母は死なない

でも本当は十分に生きてくれていた

もう父のところに行きたかったはずなのに

ひとりになるわたしを置いてはゆけないと精一杯生きてくれた

わたしは母がいなくなって初めて気がついた

母がいないとずっと泣いている

何にも考えられなくて
ただ息をしているだけである
今もなを

晩年は母と一緒に車でおやさまの元にゆく
ナビもないETC もない軽自動車で高速をひたすら走る

だから母が彼の世に旅立ってから…
「えぇ、つい最近までお母さんはお話しを聞きに来ていたよね」と言われていた

それでもわたしの中ではもっともっと母を連れておやさまの元に行けば良かったと後悔ばかりが残っている

もう少し、あと少し

わたしの足に入っているプレートを抜く最後の手術も止めれば良かった

そうしたら母のことをもっともっと思いやれたのに

つめたいわたしと自分を責める

今もなを

母よりも年老いている人でも元気な人を見ると
やっぱりかなしくなる

わたしは段々、元気じゃなくなる
ひとりぼっちだから

息子たちは結婚する
母が旅立ったすこし後に

わたしだけが取り残される
何にもない空っぽの人生

なんで生きているんだろう
生きてる意味など見いだせない

母とともに同じ道を歩んで来たから
同じ方向を向いて教えを聞いて生きて来たから

わたしの使命はもう終わったと
母がいなくなって
ずっとずっと思っている

おやさまのお話しを聞いても
なんでわたしはひとりなのかと思っている
笑いながら
いつも心の中では泣いている

書くこともよく続いているね
二年も
と言われても
うれしくない


わたしには書くことしかないのだから…

それだけはわかっている

かなしみだけを吐き出して生きている

いまもなを

それでも生き続ける

死ねないから

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