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頭の悪いおばちゃんが放送大学で2学期もわちゃわちゃした話

はじめに

この記事は2022年の4月に気まぐれで放送大学に選科履修生として入学した頭の悪いおばちゃんが1学期に続いて2学期もドタバタするお話である。1学期のドタバタは前回の記事にて。

なにを履修したのか

1学期はデータサイエンス関連の科目を取ろうとして何も考えずに専門科目を受講してしまい、地雷を踏んだ頭の悪いおばちゃん。2学期はその反省を踏まえて基盤科目と曲がりなりにシステム開発に携わってきた、おばちゃんの一般常識問題であろう、計算機科学関連の科目をメインに受講することにした。

今回こそはー初歩からの数学、オンライン授業の演習初歩からの数学、そしてせっかくなので面接授業も受けてみようとあれこれ検討して、コンピュータとソフトウェアに関連した内容でかつPythonも学べるということで、Pythonで学ぶ計算機科学の7科目となった。

科目は7科目と増えたが、単位数は1学期と同じである。試験を1つ減らし、1学期は統計学2科目で地雷を踏んでしまったので、今回は統計関連は民間の講座を受講。放送大学のほうは数学と計算機科学メインにしたのであった。

(放送授業)
初歩からの数学(‘18)
計算の科学と手引き(‘19)
コンピュータとソフトウェア(‘18)
コンピュータの動作と管理(‘17)
データベース(‘17)

(オンライン授業)
演習初歩からの数学(‘20)

(面接授業)
Pythonで学ぶ計算機科学

10月のおばちゃん

大学の2学期がスタートしたが、職場関連のコミュニケーション関連の講座と民間の無料の統計学の講座の学習に専念。どちらも無事最後まで受講完了。民間の統計学の講座はとても分かりやすく今年前半のデータサイエンスの復習に役に立った。

11月のおばちゃん

10月とは対照的にコンサートや旅行などわいわいなイベントの予定がどっさりと入り、推し活動メイン。週末にコンサートや外のイベントに足を運び、わーきゃーした月となった。

週末のコンサートや旅行の合間に通信指導の問題を解く。Web提出だけの計算の科学と手引き、コンピュータとソフトウェアはWebで提出。どちらも100点であった。

それ以外の通信指導の課題は外出先に放送教材とマークシートを塗り潰して封筒に入れて糊付け。名前を書いて完成。締め切り間近のためレターパックにまとめて入れて送付。2学期も運動不足解消のため歩いて郵便局に行くおばちゃんであった。(全部Webで出そうよ。おばちゃんよ。)

12月のおばちゃん

11月の怒涛のコンサートと旅行イベント月間もようやく落ち着き、やっと大学の勉強に戻ることになる。

まずは面接授業。放送大学ではライブWeb授業と言われるzoomを使った授業。コンピュータとソフトウェアに関連した内容でPythonも学べるということで、Pythonで学ぶ計算機科学を受講。講師は計算の科学と手引きとコンピュータとソフトウェアの主任講師で情報コースの人であれば知らない人はいないであろう、辰己丈夫教授。テレビでお目にかかる先生からオンラインながらも直接授業を受けられるとても貴重な機会となった。

受講生のみなさんからチャットでたくさんメッセージが飛び交い、辰己先生からも即座に回答がくる。Google Laboratoryを使用したとても分かりやすい講座でPythonの基本からアルゴリズム、統計学の基本的なところまで幅広く学ぶことができ、学びの多い2日間となった。講座終了後もプログラミング課題が出されて年末年始休暇でなんとか完成して無事終了。

そして、初歩からの数学のほうは、なんとオンライン授業のレポートの存在と締め切り日を勘違いしてしまい、年末年始に怒涛の学習をするハメに。この情けない頭の悪いおばちゃんの数学のお勉強の模様は別途記事にまとめる予定なので、ヒマな人はこちらを参照して欲しい。

通信指導のほうも全部戻ってきて、5科目全ての受験票が届いた。通信指導の結果は初歩からの数学が6割正解、データベースが5割正解という悲惨な結果に。。。

1月のおばちゃん

正月3日と1月の3連休も相変わらず初歩からの数学に全てを没頭する日々が続く。演習初歩からの数学が全部終わり、そしてついに単位認定試験の週となった。

単位認定試験

今回は2日間お休みをいただき、4日間で試験を乗り切るスケジュールを設定。

最初は年末年始休暇でぶっこみで勉強していた初歩からの数学をやることにした。起きてから寝るまでお勉強。翌朝やっと試験を受けた。

次はデータベース。こちらもあまり点数がよくなかったので通信指導、自習教材の問題をやりながら要点をまとめる。グラフデータベースやレプリケーションなど馴染みの少ない分野は放送授業を視聴。さらに過去問題も繰り返し解いて、翌朝試験を受けた。

計算の科学と手引きとコンピュータの動作と確認、コンピュータとソフトウェアも予想外の苦戦。

まず計算の科学と手引きは通信指導と自習型問題は簡単なのに試験問題になるといきなりレベルがどーんと上がってしまい、試験問題の答えがどうしてそうなるのか調べる必要があった。ただよく出る傾向の問題はあったので、苦手な2進数の変換は何度も復習して変換の練習をした。さらにプログラミングのアルゴリズムなど単位認定試験でよく出る傾向の問題についてノートにまとめた。

過去問題では桁の多い計算出てきて、頭の悪いおばちゃんが手持ちの紙で計算できるレベルでない問題もあったため、Amazonで安い関数電卓を購入した。当日配達のAmazonさまさまであった。処理速度の計算は年末年始で必死に学んだ初歩からの数学の知識が多いに役に立ち、計算機を使って出す方法も復習。

難しい試験問題がある程度できてきたので、単位認定試験に望む。試験の持込可能なものを改めて確認すると、電卓の持ち込み可能になっていたので、放送教材、まとめノート、計算用紙、筆記用具に加えて、Amazonで調達した安い関数電卓も道具として加わった。こちらもなんとか50分以内で全問回答して終了。

コンピュータと動作の管理は通信指導と自習型問題の問題数が多く、選択肢も非常にややこしい。コンピュータの内部に関する内容がメインだったこともあり、全体の流れは放送教材よりも放送授業のほうが理解できた。通信指導、自習型問題、試験問題はひと通りやって、こちらもよく出るテーマはまとめておいた。日本語の選択肢がややこしいので、朝の時間に試験を受けた。そして、この時点で4日目の最終日になってしまい、1教科残したままお仕事することになってしまった。

最後はコンピュータとソフトウェアである。仕事は少し早い時間に終わらせて、通信指導、自習型問題、試験問題を確認。こちらも試験問題のレベルが高く、計算の科学と手引きと同様に試験問題からよく出る分野をまとめた。仕事があってあまり時間が取れないので、まとめは最低限。計算の科学と手引き同様に〜進数変換の練習、ネットワークアドレスまわり、計算量の問題中心で要点をまとめる。翌朝に再度内容を見直したあと、計算の科学と手引き同様に電卓付きで試験に臨んだ。計算問題が多く思いがけず電卓が大活躍となった。

こうして仕事前に試験が終了。仮眠したあと、パソコンを入れ替えて普段の仕事を開始するおばちゃんであった。。。

こうしてなんとか今回も全ての履修科目で無事単位認定試験が終わったのであった。

単位認定試験のあと

1学期に続きやっぱり落ち着かない日々が続く。

Twitterの放送大学裏技祭りを楽しみながら確認。

・再入学手続きの科目登録で科目登録ができない

おお!科目登録ができない!うん?しかし、エラーになった科目が足りないぞ?あれ?あれ?コンピュータとソフトウェアがない?!

・4月以降のスケジュールが真っ白

うん?コンピュータとソフトウェアの予定が?!

うわーーーっ!まさかのおばちゃん落単決定!!!🙀🙀🙀

1番最後に受験した、コンピュータとソフトウェアがまさかの落単!嫌いな数学ならともかく本業に最も近い科目でまさかの落単!どうしたおばちゃんよ。そこで落ちるんかーい。😵

通信指導がダメダメすぎ&締め切り間近で必死に勉強していた初歩からの数学は合格したというのに、得意分野であるはずのコンピュータとソフトウェアで不合格になるという。おばちゃん面目なしである。😣

おっかしいなー。難しいとはいえ全く手応えがないわけではなかったのになぁ。。。回答を見直すと文章に引っかかっていた問題がいくつか見つかる。うわーやっちまったー。😵

単位認定試験の結果

そして、単位認定試験の結果が正式に来た。やっぱりコンピュータとソフトウェアは見事に不合格。😭

(放送授業)
初歩からの数学(‘18)  特A 90〜100点
計算の科学と手引き(‘19) A 80点
コンピュータとソフトウェア(‘18) D 50〜60点(不合格)
コンピュータの動作と管理(‘17) 特A 100点
データベース(‘17) A 80点

(オンライン授業)
演習初歩からの数学(‘20) 特A

(面接授業)
Pythonで学ぶ計算機科学 特A

初歩からの数学は年末年始に猛勉強したおかげで演習、試験どちらも特A!通信指導では散々な成績だったのでめちゃくちゃ嬉しい結果となった。🙌🙌🙌

データベースと計算の科学と手引きは15問中3問不正解の80点。計算の科学と手引きができればコンピュータとソフトウェアもできるはずがまさかのD。後半の中谷先生が担当するソフトウェア領域がほぼ全滅しておりました。😭

辰己先生の科目は通信指導と自習問題は簡単で、試験問題で一気にハードルが上がるので、内容の理解が重要であることを痛感するおばちゃんであった。😣

コンピュータの動作と管理はなんと!満点であった。問題文が非常にややこしいわりには、よく頑張ったと思う。よく頑張った!おばちゃんよ!🙌🙌🙌

面接授業は全講義出席、Pythonのプログラムも全て提出。提出条件も全て満たしたはずなので特Aでした。辰己先生、ありがとうございました。🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️

放送大学の1年を振り返る

こうしておばちゃんは放送大学の選科履修生として1年間でやるべきことは全てやりきった。選科履修生にも関わらず1学期は目標だった放送大学エキスパートのデータサイエンスリテラシーコースとデータサイエンスアドバンスコースの6科目12単位の習得、2学期も試験に落ちた科目はあったが、データサイエンスリテラシーとデータサイエンスアドバイスコースに含まれている数学、計算機科学中心とした6科目10単位の習得ができた。放送大学エキスパートの認証状も2通無事届いた。とはいえ、データサイエンスにめちゃくちゃ詳しいのかと言われるとそうでもないので引き続き学習を続ける予定である。

2学期に初歩からの数学を履修し、高校以来の数学にチャレンジしたおばちゃんであったが、頭の悪いおばちゃんの本領を見事に発揮し、楽しい年末年始がほぼ起きてから寝るまで数学の勉強となってしまい、とてつもなく学習時間がかかってしまったので、全く無知の分野は1〜2科目が限界であると悟った。

在宅勤務のついでの受講であったが、6〜8科目12単位の学習はかなりきつかった。単位認定試験では、放送教材の参照可能とはいえ、50分の時間制限があるので勉強をしっかりしないと回答できない。単位が取れない。

また、単位認定試験だけで単位取得が決まる=結果が全てという状況で、目標を持って勉強できるところも放送大学のよいところであり、厳しさも感じた。入るのは簡単、出るのが難しいと言われる所以だ。自由に学習できるが、きちんと自分で勉強しないといけないので、自分で考えて動ける人でないと学習の継続は難しいと思った。

おばちゃんは好きな時間で受験できるWeb試験で助けられたようなもので、2019年以前の日程が決まっている学習センターのマークシート試験形式だったら絶対に無理だったと思う。

改めて放送大学を卒業した人はすごいと思うおばちゃんであった。

次はどうする?

選科履修生としての1年だったので2023年の学生募集要項も来た。

最後の最後で見事に単位を落としてしまい、おばちゃんは継続入学が決まってしまったが、選科履修生として、ほぼ情報コースの科目を1年間を通して単位取得できたので、全科履修生として情報コースに編入学して卒業するか引き続き選科履修生を続けるかで絶賛悩み中である。そして文系のFランク大学ながらも大学は卒業しているので大学院は行かないの?という声もある。

放送大学は理論教養はしっかり学ぶことができる反面、プログラミング実習や実務の面はどうしても弱くなってしまう。民間のプログラミングスクールや独学はプログラミングを学ぶという実務面では強いが、理論的なところは放送大学のほうが分かりやすいという点でも絶賛悩み中である。

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