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【第65回岸田國士戯曲賞候補作を読む】その1

今年も岸田國士戯曲賞の季節がやってまいりました。
今年の最終候補作は以下の通り(五十音順)。

岩崎う大『君とならどんな夕暮れも怖くない』(上演台本)
長田育恵『ゲルニカ』(上演台本)
小田尚稔『罪と愛』(上演台本)
金山寿甲『A-②活動の継続・再開のための公演』(上演台本)
小御門優一郎『それでも笑えれば』(上演台本)
内藤裕子『光射ス森』(上演台本)
根本宗子『もっとも大いなる愛へ』(上演台本)
横山拓也『The last night recipe』(上演台本)

このうち、実際の公演を観ているのは『ゲルニカ』、『A-②~』、『もっとも大いなる愛へ』、『The last night recipe』の4作。
選考委員は岩松了岡田利規ケラリーノ・サンドロヴィッチ野田秀樹平田オリザ矢内原美邦柳美里の各氏。昨年の柳美里さんに続いて今年から矢内原美邦さんがくわわりましたが、女性の選考委員が増えたのは喜ばしいこと。ちなみに私、4年前にこんなツイートをしております。

恒例となりつつある候補作の公開も始まっていますが、そもそも候補作を公開するようになったのは2016年から。この件についても、直前にこんなツイートをしております。

果たしてこのツイートが白水社さんに届いたのか(メンション飛ばしてますし。笑)、たまたまなのか、その年、最終候補者に公開を呼びかけ、一部の作品が公開されることになりました(拒否された候補者もいましたが)。

前置きが長くなりましたが、3月12日(金)の受賞者発表に向けて、公開されている候補作を読んでいこうということで【第65回岸田國士戯曲賞候補作を読む】と題し(まんまですが)、記事をつらつら書き連ねていくことにします。果たして全作読み切れるのか?と不安を抱きつつ、よろしくお付き合いくださいませ。


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