甲子園の魔物なんていない
1. 神村学園の勝利と監督の言葉
神村学園(鹿児島)は、大社高校(島根)を破り、鹿児島県勢として史上初の2年連続ベスト4入りを果たしました。
この試合後、神村学園の監督は、大社高校の大応援について「物凄い声援だった」と振り返りつつ、次のように語りました。
「甲子園には『魔物』がいると言いますが、私の考えでは、甲子園に魔物はいないと思っています。」
2. 「魔物」の正体と克服法
監督はその理由を次のように説明しました。
「自分の心に圧力がかかった時、それが襲い掛かるから、それを魔物だと思ってしまう。
それをつくり出すのは自分自身の心だと考えています。だからこそ、そんな時こそ『自分が応援されているんだ』とどっしり構えることが大切なんです。」
3. 観客の声援を自分に向ける心構え
この監督の言葉は的を射ています。
私たちは時に、観客の声援が相手チームに向けられていると感じることで、自分の実力を発揮できなくなってしまいます。
しかし、その声援を自分に向けられているものだと捉えることができれば、実力を発揮することができます。
4. 自己否定とその影響
たとえ観客の声援が自分に向けられていないと感じたとしても、「俺たちが抑えて、相手チームをがっかりさせてやる!」という強気な気持ちを持つことが重要です。
魔物とは、「観客は俺たちを応援してくれていない…だから俺たちはダメなんだ」という自己否定の感情から生まれます。
この自己否定を受け入れてしまうと、試合に影響が出てしまいます。
しかし、嫌な気持ちを払拭するために「このバッターを抑えればいいんだ」と思えるならば、魔物は消え去るでしょう。
このことに気付いた神村学園は素晴らしいチームです。
来年、さらに強くなった彼らの姿を期待したいと思います。
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