見出し画像

一人で着れたよ

 着れたのは、着物です♪

 事の発端は、子供の成人式用に着物を購入したためです。購入特典で、着付け教室(初級)に通えた事でした。

 今の時代、日常生活で着物を着たことがないため、馴染みが薄く、脱いだ着物を畳むことさえできない。 せっかく買った着物を、保管できるようにするために、畳み方をマスターしようというのが最初の目的でした。

 現在、8回目まで通い、とりあえず1人でお太鼓結びという基本的な帯の結び方で着物を着るところまではできるようになりました。と言っても、RPGだと、初期のモンスターを倒してやっと革の装備(初期装備)を装着したところです。

 着れるようになると、それだけでは終われないのが、人間の性。

 せっかく覚えた着付けを忘れたくないと、実家の箪笥に眠っていた着物を2着借りてきて、1人で着てみました。

 しかし、あれ?って思うくらい着ずらい。帯も長さが若干足りない。何もかにも教室とは違って、戸惑いました。
原因は、教室の長襦袢と着物がポリエステルだったから、滑りがいい。
対する実家のものは、ウールや絹でポリエステルに比べると滑りが悪い。
素材でここまで変わるのかぁと勉強になりました。
 そういう意味でも借りてきてある意味、正解でした。

 私の担当の先生は、学校の先生を退職した面白いお婆ちゃん先生でした。
 北海道は冬は寒いから長襦袢の下にレッグウォーマー履いてるんだよ〜って見せてくれたり、着物に関わる歴史や背景なんかを雑談に交えて話してくれたり、着物にはルールがあるけど着たいように着れればいいんだよって言ってくれたり、YouTubeの動画を見て色々勉強してることを教えてくれたり。
 きっと先生だった時も人気の先生だったんだろうな〜と思う感じのいいかたでした。
「綺麗に着物を着るのは、私でも難しい。でも、何故、ここでこういう動作をするのかを考え、原理を知ると自然と手順を覚えられるよ」と。

 来週、試験を受けたら、いよいよ終わり。畳み方を習うだけだったはずが、すっかりハマってしまいました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?