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映画「ゴールデンカムイ」を観てきました

注:基本、私の感想文ですが、映画の内容に触れている部分があります。

原作未読です。
番宣に出てた山崎賢人・眞栄田郷敦コンビが微笑ましかったので、どっちでもいいと思っていた気持ちが「見に行こう」に傾き、仕事帰りに軽い気持ちで見に行ったらとんでもねぇ映画でした。

激しめのアクションあるよね、くらいは思ってたけど、激しめも激しめ、恐怖を感じるくらいのアクションが、開始早々から始まって、全体の8割くらいは怖がって見るはめに。

例えば「冬眠しそこなった飢えて気が立ったヒグマ」この説明だけで怖い。
そいつが登場するから、さらに怖い。
大きなスクリーンいっぱいに映される、襲ってくるヒグマ。
めっちゃ怖い。
あと、ヒグマの巣穴ね。
穴をうつされると、出てくるの?出てくるの?え、どうなの?、とめちゃくちゃビビる私。
ジョーズの音楽が聞こえてくる気がしましたよ。
出てくるかどうかは、映画を見てください。
とにかく、ヒグマは怖い。

私の中で、この映画は「ホラー映画」に分類できます。
ヒグマのせいだけじゃなくて。
そもそも私は「痛さを感じる映像」が苦手なんですよ。
素手で殴る、程度はまぁいいとして、鉄の棒で殴るとか、刺す、切る、痛ぶるetc
そういう映像は、目をつぶりたくなるくらい、苦手。
じゃあなんでゴールデンカムイ見に行ったの?と言われたら「知らなかったから!」としか言いようがない。
知ってたら、こんなに痛くて怖い映像が続く映画、見に行ったかどうかわからないよ。

もうなんでこんな怖い人しか出てこないの?
と思いながら見てました。
眞栄田郷敦も玉木宏も舘ひろしも大谷亮平、柳俊太郎も、見かける時は大抵爽やか系な工藤阿須加でさえ、なんか不気味だったし(怖い思いをさせられたから、全員敬称略)

中でも、玉木宏の怖さ、不気味さは、随一でした。
どうやったらあのイケメンが、あんな不気味な表情できるのか。イケメンだから不気味なのか。
俳優ってすごいな。
指に噛み付くシーンとか、蝋燭ボリボリしちゃおうかなのセリフとか、狂気を感じた。
杉元と団子食べるシーンもさ、和やかに食べてるように見せてるけど、あの串絶対凶器じゃん…?と思っていたら案の定だし…
怖すぎたよほんとに。

怖い怖いと書き続けてきましたが、楽しいシーンもありました。
山崎賢人さんと山田杏奈さん演じる、杉元とアシリパのシーンでは、クスッと笑える会話も多かった。
戦う時は杉元も怖いけど、アシリパと話す時の杉元は表情も口調も穏やかで、山崎賢人さん上手いなぁ。
食事のシーンも何回か出てきたけど、なんだか美味しそうだったし、ほっこりする場面でもありましたね。
味噌が、うんこには笑ったなぁ。
てか、杉元がなぜ味噌を持ち歩いていたのか不思議。味噌って持ち歩く?

それから、矢本悠馬さんの白石、彼がからむシーンもちょっと安心できました。
怖さもあったし、気持ち悪さもあったけど、それを含めて愛せるキャラクターだったというか。
気持ち悪かったけど。
杉元を助けに鉄格子の間から忍び込むシーンは、めちゃくちゃ気持ち悪かったなぁ。
先日見た「ある閉ざされた雪の山荘で」では、岡山さんのある演技にキモっって言いそうになったけど、今回は矢本さんに言いそうになりました。
刺青だし、ほぼ裸だし、ヌルヌルだし、関節おかしいし。キモっ(褒めてます)
裏切らないでほしいな。

Xで見たゴールデンカムイを見てきた方の感想で、絶対最後まで立ち上がるな、っていうのをいくつか見かけていまして。
会場が明るくなるまで、絶対席を立つなって。
もともと私、ちゃんとエンディングロール終わるまで見届ける派だから、よほどトイレが我慢できないとかじゃない限りそんなことしないけど、そうやって言われるくらいだから最後になんか仕掛けとか、重要なシーンとかあるんだろうなと楽しみにしていました。
そしてちゃんと最後まで見て納得。
私のように原作未読勢には、特に重要なんじゃないかなってシーンが最後にありました。
そして、これが最後かなって騙されるシーンも、途中にありました。
エンディングロール複雑だったな(笑)

そのエンディングロールで、井浦新さんの名前を見つけて驚いた私。
いた?井浦さんいた?どこに?
結構皆さん特殊メイクもして作り込んでたけど、井浦さんを見逃すとかある?
え〜?どこにいたんだろう??
と、???のまま見ていたら、最後に出てきましたね?
あの人井浦さんですよね?
目元くらいしか映らなかったけど、あれは井浦さんでした。
原作未読の私のような人には、特に重要だと思われるシーン、そこに出てきたのが井浦さんで、そして、お父さん?
名前呼んだよね最後。
お父さんて、殺されたんじゃないの?
いい人っぽく語られてたけど、諸悪の根源なの?
なんで金塊持ってたの?
というか、本編でお父さんて出てこなかったんだっけ?
話にあがっただけ?
わからん。
わからんけど、確かめるためにもう一度見る気力は今のところない。

ちょっとだけ調べたら、井浦新さんが父親役で出演されることは、ちゃんと発表されていた公式情報でした。
なので、とりあえず最後のあの人は井浦さんで、お父さんに決定。
あとは、お父さんがなぜ??、というところなんですが、気になるけど原作31巻買って読むのなぁ…なので、映画の続編を待とうかな。
製作陣、俳優陣、共にかなりこだわって原作の世界観を表現されていたようなので、読んでないからそこをわかってあげられないのは、ちょっと残念な部分なんですけどね。

怖い、痛い、怖い怖い、の映画でしたが、面白くなかったわけでは決してなく、ちゃんと物語と世界を楽しみましたので、続きが公開されたら見に行くつもりです。
今度はちゃんと覚悟して行く(笑)


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