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京都1泊2日の旅〜1日目・鞍馬寺→貴船神社
5月末、1泊2日で京都旅行へ行ってきました。
予定は、
1日目は鞍馬寺と貴船神社。
宿泊は貴船の旅館。
2日目は下鴨神社と上賀茂神社を回って、あと一つどこか行けたらいいね。
という感じ。
予定通りに全て回れて、あと一つも行くことができました。
中学・高校生の修学旅行以来の京都。
何十年ぶりだって話です。
とても楽しみにしていた旅行ですが、心配事もありました。
というのも、1日目は鞍馬寺から貴船神社まで、鞍馬寺の「奥の院参道」という山道というには大げさかもしれない程度の山道を歩いて、貴船神社へ抜けよう、という計画だったからです。
とにかくですね、私、日頃運動らしい運動をしてないんですよ。車通勤だし、デスクワークだし。
そんな私が、歩けるかな?
途中でへばらないかな?
山中で万が一へばったら、どうなるんだろう。
考えちゃいましたね。
まぁ、なんとかかんとか無事に参道を抜けることができたので、今こうしていられているんですけど。
新幹線、JR奈良線、京阪電鉄、叡山電車を乗り継いで、鞍馬駅に着いたのが12時。
気温はそこまで高く感じなくて、しかもめっちゃ晴天いい天気。
駅前では鞍馬天狗がお出迎えしてくれて、気分があがる私たち。
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が、ここでいきなり気分が落ちる出来事が。
山越えに大きな手荷物は邪魔になるので、事前に旅館に確認したら鞍馬駅まで荷物だけのお迎えにきていただけるということだったので、この日叡山電車に乗る前に予め到着予定時間を伝えてありました。
駅からちょっと歩いた辺りにあるというコインパーキングが待ち合わせ場所。
コインパーキングはすぐわかりましたが、5分待ってもそれらしき車がこない。
10分、15分経ってもこない。
20分経ってもこない。
さすがにおかしい!旅館の最寄駅が貴船とはいえここ鞍馬にだって10分あれば着くはず。
電話しようと思ったその時、向こうから着信が。
「お待たせして申し訳ございません。もう間もなくつくはずですので」
と、若い女性の声。
携帯ではなく固定電話からかけてきたので、絶対今さっき出たばっかりだよね…。
早くお昼食べて、鞍馬寺行きたいのに!
不審な電話から待つこと5分、凄い勢いで走り込んできた車が到着。
運転席から出てきたおじさん、開口一番
「申し訳ございません。すっかり忘れておりました!!」
笑っちゃいましたよね。
そこまで正直に、忘れてました!って言われたら、怒れない。
うまいなー、と思いました。
結局30分近く駅前で時間をロスし、代わりに得たのは「山越えを途中で無理だと思って引き返す時は連絡をくれたらここまで迎えにきてくれるという約束と、奥の院まで辿り着いたら、後は引き返すより先に進んだ方が早いです」というアドバイス。
その時は本当に迎えにきてくれますか?忘れたりしません?
と、おじさんを一応いじっておく私たち。
お昼ご飯を食べた後は、仁王門を入りケーブル山門駅からケーブルカーに乗って多宝塔駅へ向かぃした。
仁王門から歩いて登る参道もあるんですが、この後本殿金堂から貴船まで歩くことを考えると、ここは楽をするとこ、とケーブルカーを選択。
体力温存。
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本殿を参拝して、御朱印をいただいたら、いよいよハイキング開始。
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普段運動してないものだから、こういうしっかりと足を上げて登らないといけない階段がめちゃくちゃつらいんですよ。
そしてちゃんとした階段じゃないところもあって、それはそれで滑らないよう神経使うし。
前日に台風が通過したもんだから、濡れているとこ結構あったんですよね。
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奥の院参道は、ただ貴船に抜けるための道というわけではなく、所々に観光箇所があります。
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私たちは、休憩もかねつつ要所要所で観光しながら歩きました。
国宝の仏像が展示されている「鞍馬山霊宝殿」は時間が許せばじっくり見たい場所だった。
この後貴船までどれくらい時間がかかるかわからなかったので、仏像だけでも、と思って見てきましたが、その仏像が素晴らしすぎて離れがたかったです。
もちろん撮影禁止なので、目に焼き付けてきました。
木彫なんですよ。
これを木から彫ったの???
平安時代の方が???
毘沙門天、吉祥天、素晴らしかったぁ。
あの仏像が展示されている三階だけ、近くに来てくれないでしょうか。
また見たいけど、見に行くにはあまりにも遠い。
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背比べ石、義経堂など観光ポイントを抑えつつ、歩きに歩いてようやく辿り着いた、奥の院魔王殿。
なにゆえ、魔王殿?
こんな山中にあるってこと以外は、かわったところはなくて、別にいかにもな雰囲気を醸し出してるわけでもないんですけどね。
魔王…。
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建物の中はお賽銭箱や椅子があり、座ってお参りできるようになっていました。
座ったら立てない気がする…と思いましたが、椅子の誘惑には勝てず、しばし座って身体と気持ちを整えました。
空気がとても澄んでいて、さすがパワースポットと言われているだけあるなと。
清々しい気持ちになれました。
身体はだいぶヘトヘトでしたが。
そしてここ奥の院魔王殿が、鞍馬寺から貴船神社へ抜ける参道の最後の観光スポットです。
あとはひたすら下り坂。
下りもまたキツいんですよね。
すでに足は登りでかなりダメージを負ってますし。
下りはほとんど石の階段なかったし。
その割には一段一段の高さがあるし。
一歩一歩丁寧に降りて行かないと滑りそうで、かなり慎重に下って行きました。
これ、逆に貴船神社側から入って鞍馬寺に行く方ってのも当然いるわけで、何組かとすれ違ってもいるんですが、逆ルートの人の方が大変だなぁと思いました。
登りがキツいかも。
誰かに聞かれることがあったら、鞍馬寺→貴船神社ルートがいいよと教えてあげたい。
体感的には30分くらい下り続けてましたが、たぶんほんとは15分くらいかなぁ。
下り続けていい加減集中力がつきかけた頃、木々の間からようやく、走っている車の屋根が見えて「車が見えたーー!」と友人と喜び合いました。
車が見えてあんなに嬉しかったことはないですね
(笑)
でもここで気を抜いて足を滑らせたりしたら元も子もない。再度集中して残りの道を下りました。
下り切って鞍馬寺西門をくぐったときの、やり切った感は気持ちよかった。
仕事では決して味わえない達成感(笑)
道中もっと暑さを覚悟していたんですが、山なのと木々が生い茂って日陰を作ってくれているからとで、そこまで暑さに苦しまなくてすみました。
とはいえ、ケーブルカーに乗る前にお守りがわりに買ったポカリスエット500mlは、ほぼ飲みきりました。
この私が歩けた道のりなので、普通に体力がある人なら気持ちよく歩ける道だと思います。
山登りのような装備もいらないし。
さすがに写真撮れなかったけど、貴船側から登って来られていた外国人ファミリーのお母さんが、フワッフワのロングスカートに日傘、もちろんスニーカーなんて履いてないって人だったんですが、涼しい顔をされてました。
しばらく登り階段が続いただろうから、あの後は知りませんけど。
とにかくそんな服装でも行っても大丈夫ってことです。
スニーカーくらいは履いて行った方がいいとは思いますけどね。
西門をくぐったら、貴船神社は目の前。
ついでに宿泊予定の旅館も目の前でした。
貴船神社本殿までは、またしても石段。
段が低いので楽勝のはずが、鞍馬越えした足にはつらかった。
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貴船神社を参拝した時点で、予め伝えていたチェックインの時間までまだ余裕があったので(私の体力はそろそろ限界でしたが)、貴船神社奥の院も参拝して来ようということに。
グーグルマップで見ると、奥の院までは10分ほどの距離。ただし、登り坂です。
私の足取りが重かったことは、言うまでもありません。
でもここも歩いていて涼しかったです。
川沿いっていうのもあるのかな。
気温にはかなり助けられました。
奥の院は、下の本殿と違って建物も華やかではなく、参拝客も私たちの他一組だけ。
こういう雰囲気の場所、大好きなんですよね。
登ってきてよかった〜、と思いました。
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奥の院の参拝で、1日目の観光は終了。
の、はずでしたが、貴船神社は20時まで開いていて、参道がライトアップされているという話を聞きまして、夕飯後に散歩がてら行ってみました。
足は疲れているし、お酒も入っているしでしたが、夜の貴船神社、なかなか素敵でした。
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1日目はこんな感じです。
夜にスマホの万歩計見たら、15000歩近く歩いてました。
夜は、ぐっすり眠れたことは言うまでもありません。
(2日目に続きます)
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