見出し画像

映画「青春18×2君へと続く道」を観てきました

この映画、良すぎて感想何をどう書いたらいいかわからない。
とにかくいい映画なので、たくさんの人に観て欲しいです。
私は観終わった後、余韻がすごくて、帰りの運転は心ここにあらず状態だったから、かなり危なかったと思う。
なんなら運転中思い出してうっすら涙が出てきたし。

映画館では、涙がこぼれました。
予告編見た時から、あっこれ泣かされるかもって予感はあったけど、やっぱり堪えきれなかった。
泣くでしょ、あんなの。

舞台「ジャンヌ・ダルク」以来の、清原果耶さん作品。
やっぱり清原果耶さんは、上手い。
上手くて、素敵で、かわいい。
アミをとても魅力的に演じられていました。
あれさぁ、好きにならない男はいないんじゃない?
なんだあのかわいさは。
「え〜デートじゃん」て、小悪魔か。
絶対相手が自分に好意を持ってること知っててやってるし、言ってるでしょ。
本来ならこういう人あんまり好感もてないのに、清原さんが演じているからなのか、アミは私にもとても魅力的でした。

そしてアミに惹かれる台湾の青年、ジミー。
ジミーを演じたシューグァンハンさんがまた魅力的だった。
まず見た目がかなりストライク。
あの顔にあの眼鏡、それだけで好きになりそう。
それに加えてあの演技力です。
完全におちました(笑)
アミに恋する18歳の青年と、アミの故郷を訪ねる36歳の男性、演じ分けがすばらしかったです。
18歳のジミーが、アミへ抱いた恋心、好きって気持ちがダダ漏れている様子がかわいくて。
見ていて応援したくなったし、デートできることになって、うかれてあれこれ準備している姿が微笑ましすぎて、声を出して笑いたくなりましたね。
デート前にパソコンで調べ物してるところと、あと夜景のシーンで、アミににじりよったところがツボに入った。
いつか円盤か配信で1人部屋で見返す時が来たら、遠慮なく声を出して笑う。

このシーン、すごく好き。
2人のやりとりにキュンとするので、ぜひ見てほしいです。
今は、コードレスが主流で実際私もコードレスのイヤホンを使ってますけど、少し前はイヤホンていったら有線で、こうやって一つのイヤホンを2人で分けて聞いたこと…あったなぁ〜。

あとですね、出演時間はそんなに長くはないのですが、メインキャストとして名を連ねている、みっちーこと道枝駿佑さんと黒木華さん、お二人の演技も素晴らしかったです。

そして、エンドロールでかかるミスチルの曲。
神がかってました。
もともとミスチルは大好きで、よく聴いていたんです。最近はちょっと離れちゃってましたが、改めてミスチルと桜井さんの素晴らしさを認識した次第。
思い出のあの曲とかあの曲とか、聴いちゃおうって気持ちになってます。


さてここから先は、ネタバレを含んだ感想になります。
映画をまだご覧になっていないかたは、ご注意ください。
そしてまだの方は、できましたら映画館に足を運んでいただき、2人のストーリーを堪能してほしい。
配信も円盤もいいけど、映画館で見る映画はいいですよ。



ネタバレ改行↓













↓↓この下注意


アミは亡くなってるんだろうなと、思いながら見てました。

ジミーはアミと再会できない。
訪ねて行っても、悲しい想いをすることになる。
振り返る思い出が、素敵なものであればあるほど事実を知れば打ちのめされる。
知らせたくない。
と、思ってました。

だから最後、ジミーがアミへの手紙という形での語り掛けで「知っていた」ことを知って、衝撃的でした。

知ってたの…⁈

そう言われてみれば、確かにジミーの様子には不自然なところがありました。
懐かしい彼女に会えるかもしれない旅なら、もう少し期待感があってもよさそうだったし、早く行きたいという気持ちがみえてもよさそうだった。
なのに彼はいつもどこか物憂げな様子で、アミの故郷を訪ねることに、楽しさがあまり感じられなかった。

そうか、あれは、生きている彼女とはもう会えないことを知っていた人の心理だったのか、と腑に落ちると同時に、じゃあこの人はどんな思いでここまで来たのかと思うと……泣けましたね。


先ほども書きましたが、シューグァンハンさんは本当に、18歳のジミーと36歳のジミーの演じ分けが神でした。
私、清原果耶さん好きだから、ジミーにかなり感情移入しちゃって、そしてジミーが好きになって、そしてシューグァンハンさんを好きになってしまったなぁ。
清原さんのアミもめちゃくちゃ魅力的だったけど、ジミーもとても素敵でした。

2人には幸せな未来があってほしかった。
病院のベッドでジミーを思うアミの姿は、つらかったし、涙が…。
本当はジミーに会いたいのに、好きなのに「彼氏と」なんて言っちゃって。
ジミー、会いたいな。
じゃないよ。
会いたいなら会おうよ。
会っていいのに。
会っていいんだよ。
ジミーだって会いたがってる。

もしあの時想いを伝えていたら、未来は変わっていただろうか。

予告編のジミーの1人語りが、見終わったあとに聞くと、とても切ない。

ジミー。会いたいな。
アミの声が、とても切ない。

映画館で、もう一度観たい。
そう思っています。

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?