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語学は「軌跡」


ドイツに来て気づいたらもう3年目になりました。

こちらへ来て、一番最初に派手にぶつかった壁があります。

当時すでにある程度話せるつもりでいたドイツ語が、
思っていたよりも「わからない・伝わらない」ことでした。

つまり、実生活では全然使えなかったんです。

プライドをばきばきにへし折られたところから、
私のドイツ生活は幕開けしました。

右も左も分からない中、
自力で住む家を見つけ、仕事をみつけ、
クビにならないように必死でした。

(ドイツでは試用期間の半年は冗談抜きで簡単に解雇されます。笑)

今思うと、英語でいう中一レベル程度の会話力でよく頑張ったなと思います。

あのまま東京にいればしなくて済んだはずの
辛い経験もしたし、恥もたくさんかきました。

頭の中に強く残っている語彙は、
ピンチの時に必死に調べて覚えたものばかりだし、
その単語を使う度にその時の感情も思い出します。

私にとってのドイツ語は、

このアウェイ戦で勝ち残るための武器であり、
私の身を守ってくれるもの。

今となってはペラペラ喋っているものの、
その文ひとつ単語ひとつが苦労の轍。

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