新しい生き方のスタート

今思えば、子供たちのため、家にいながらできる仕事を、と動き始めたことが、新たな人生への第一歩でした。
この時、雇われて勤め人となることを諦めたのですが、それは自分の人生を自分でコントロールすることへとつながりました。

家でできる仕事で、そこそこの収入を得られるようになるためには
ある程度の勉強が必要です。

そこで最初は動画の編集作業とYoutube動画の活用法を、
次にコピーライティングとプロモーションビジネスの勉強を始めました。
ビジネスの世界にいきなり飛び込んだわけです。

未知の世界、知らない人々との出会いはとても興味深いものでしたが、
ど素人の私が仕事をもらって収入を得るまでには、やはり時間がかかりました。

勉強のためのお金は先に出ていくため、一時はかなり苦しい状況でした。
またまた貧乏の恐怖がやってきます。
が、この恐怖はこの段階では必要なことでした。

人の倍頑張ってやらなければ、とギリギリまで自分を追い込んだことで、
ズブの素人だった私にも
やがて少しずつ仕事が入るようになり、
次第に多くの仕事を請け負うことができるようになりました。

さて、

自宅で仕事をするようになってからは
締め切りさえ守れるのならば時間は自由になりました。
ですので、子供の学校行事などには気兼ねなく参加できるようになりました。

が、ある日気がついたのです。

子供の学校行事以外で
全く出かけていない、ということを。。

毎日、朝から夜までパソコンを前にして仕事を続ける毎日です。
今年も桜の便りが届いたなあ、と思っていたら、
気づけば雪が降り始めているのです。

来た仕事は全て承るのを信条としていましたので、
労働時間と収入が全然見合わない仕事も結構ありました。
働けど働けど、、、という宮沢賢治の詞が頭をよぎります。

たしかに学校行事には参加でき、学校からの呼び出しにも対応できるようになりました。私が家にいることで、子供たちも落ち着きを取り戻し、笑顔も戻りはじめました。
でも、日常で子供たちと遊ぶような時間は全くありませんでした。

承った仕事の中には詐欺スレスレの、心が痛くなるようなものもありました。
高収入の報酬を提示され、
「嫌だなあ、やりたくないなあ」
という自分の正直な声を聞かないふりして仕事をしているうちに、

次第に何か大切なことが壊れていったような気がします。

ある日、
高熱で起き上がれなくなったのです。

今日のメッセージ

自分の限界を疑ってみましょう。本気になれば、あなたはなんでもできます。
ただし、目的は見失わないように気をつけましょう。

今日のQuestion

あなたにとって一番大切なものはなんですか？
その一番大切なものを、今、大切にできていますか？