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大地と“海“の再生講座を周防大島でやります!(募)

まずこの写真からみてほしい。

今年の7月の大雨の後、陥没した近所の町道。。


斜面を走る町道の谷側が、じわじわ陥没。

両方、我が家から半径100m以内の状況です。
こんな場所や、もっとひどい場所が島中あちこち。陥没するまで気付かなかったり、「空洞になってるんじゃ。。。?」と思っても、すぐには対応できなかったり。
農道なんかは、作るときは行政が作ってくれても、その後の管理は「受益者負担」、使う人たちが溝掃除をしたりして管理することになっています。できた当時はたくさんいた「受益者」も、今は数名だったり、中にはもういなかったり。
住民も行政も管理するのが難しくなっている場所が、たくさんあります。
文句を言っていていも、対応を待つ間に崩れてしまっては元も子もありません。
何とかならないか。。。そう思い悩んでいた時に、「大地の再生」という土木手法(?)の考え方に出会いました。


〇人口減少。高齢化。どうやって自然と調和していくか。

農地のうち、耕作放棄地が54.5%というわが町。
これをいつまで農地扱いするのかも、考えないといけないのではと思っています。

人の手が入りまくっていた畑を山に還すには還すなりの手入れも必要なんじゃないか。

以前から交流のある海藻博士の新井章吾さんも講師として登場すると聞いて、岡山であった大地の再生杜人の上映会とフィールドワークに参加してみた。

映画では、周防大島も被災した記憶に新しい西日本豪雨災害の様子も。
ワークショップには一部しか参加できなかったのですが、驚きの体験でした。
普段は「ガシガシ刈りまくる抜きまくる」が草木との戦いだったのですが、花を生けるように、少し刈っては眺め、掘っては見つめ…草木と見えない根っこや土、その中を流れる水を想像しながらの手入れは、なんともすがすがしいものでした(疲れるのは疲れるが、それは私の体力の問題…)。


このうっそうとした茂みに風を通す

そこで出合った大地の再生師、杉本圭子さんのお話と指導に、これだー!と感じたのだ。

〇人の手が入るからこそ保たれる里山里海のバランス

「ぜひ周防大島でも、大地の再生講座をしていただきたい!」
思いをぶつけたものの、
「一度やったからって、変わらないからね。そこにずっと携わる人がいないと、やっても意味ないから。」

(・・)

実際はもっと丁寧なご回答だったと思いますが、私にガツンと響いたこの言葉。
年に数回は、手入れが必要。様子を見て、変化を感じて、付き合っていく人が必要。
放置すれば自然に還ってオールオッケーというわけにはいかない。
私だけの想いでは無理だ…ガチで大地と向き合う覚悟と体力がある人…

そこで

勇気を出して

声をかけたのが

集落支援員として移住し、漁業も農業もやっているマルチタスクの鬼、さかえだいご氏。

〇集落を引き継ぐこれからの道をさぐる

さかえさんの住むのは、「佐連(され)」という集落。半農半漁、瓦焼きなどが行われてきた集落です。
海を臨み、家々が並び、その上に畑、さらにその背後に山が位置している典型的な島の集落。

南向きで、日の長い集落。

集落の維持と一次産業の健全な収益化にとりくんでいるさかえさんと、タッグを組んで「大地と海の再生講座」を企画運営できることになりました。感謝。ヒジキ漁もしているさかえさん。ここ数年の間ですら変化している海の様子を身を持って感じていたことも、やってみよう!と思ってもらえたポイントのようです。

山に降った雨は地中にしみこみ、すぐ近くの海辺の海底から湧水となって湧き出ています。それが健全に流れたら、思っているより早く海は元気になる、というのが海藻博士の新井さんの説。
今はまだ半信半疑な私ですが、やってみたらどうなるか?楽しみでもあります。

〇大地と海の再生講座㏌周防大島は三部作!10月は…

第1弾、映画「杜人」の上映会とアフタートーク


映画で気持ちを盛り上げウズウズしてきたところで、翌日
第2弾、佐連集落の里山維持のフィールドワーク


お昼は、さかえさんが釣った魚や極上ヒジキがてんこ盛りの特選海鮮丼!!



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