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上関中間貯蔵施設案件について(序章)

今月に入り、とんと情報発信をしておりませんでした。

ひとつには、先月末にパソコンに水をぶっかけて壊したこと(窓の外の鳥に気を取られてうっかりコップを倒しました)

ひとつには、FBアカウントが乗っ取られたこと(取り戻せました)

そうしたアクシデントに見舞われたからというのも言い訳の要素にはなりますが、

なによりも手が止まった要因は、

近隣の上関町で、原子力発電所で使い終わった核燃料を一時保管する「中間貯蔵施設」の建設に向けた可能性調査を受け入れる、という話が勃発したこと。

上関町は、40年以上前に原発の建設計画が浮上し、推進派、反対派両方の方々がいらっしゃる町です。

私は30年前くらい、高校生の頃にそういう計画があることを知りました。高校の同級生のおうちが、推進派ということで、話を聞いたことがきっかけでした。

近くにできるの、嫌だな、と気にはなりつつ、すぐという話でもなさそうで、そのまま対してきにすることもなく、時間がたっていきました。

そして2011年の東日本大震災の影響で、福島第一原発での事故が勃発。その後、直前には上関原発の着工にあたり、反対派の方々の必死の活動で、着工がずれ込んでいたこと、そして福島原発の事故の影響で一時中断されたことを知りました。

私の母方の実家は、福井県の若狭です。小さな漁村ですが、湾の対岸、目の前には高浜原発がそびえています。
5年ほど前、久しぶりに訪れましたが、新基準を満たすため?の工事のため、大きなダンプか―がたくさん走り、新しいトンネルもでき、相変わらず大きなお金が動いていることを感じました。今も家を守る叔母から、近隣の住民に配られているというヨウ素をみせてもらい、日々の暮らしが原発とともにあることをひしひしと感じました。

~このまま、上関原発計画が凍結されたらいいな…

それが私の率直な思いです。

そうした中で、使った後の核燃料を原発の傍のプールである程度冷まして、その後の処理に移すまで、風で冷ましながら置いておく施設(すみません、にわか仕込みの私の理解です)、「中間貯蔵施設」が上関町にできるかもしれない、という話が伝わってきました。

上関町の住民ではなく、近隣市町の、しかも町議会議員である私が、何をどう考えるか…。そして何か発信するべきか??

これまで、なるべく議員という立場で考えたことや課題、提案を発信するように心がけてきました。そんな私がここで黙ることは自分としても納得できないし、いつも気にしてくださっている方々も、「この件について、白鳥はどう考えているんだろう?」と思っているんじゃないかな…

そう感じて今日まできたわけですが、おずおずといろいろ調べたり動いたり人の話を聞いたりしながら、現在考えていることをお伝えしたいと思いました。

よその町の上関町のことだから、上関町の方々だけで決めて進めればいい、とは思えませんし、8月2日から18日までの町の早急な進め方をみていると、「若い人がこの町で生活し、お子さんを育て、住民が安心して暮らせる環境を作り、持続可能なふるさと上関町を次世代につなげる」ための選択のひとつ、という説明を聞いても、そうか。と納得できるものでもありません。

一方、現時点での私の考えは、反対をはっきりと表明して活動をしている方々の期待に100%答えるものでもないと思います。読んでみていただいて、それぞれの立場で考えてみていただき、ご意見も聞いてみたいと思います。

前置きがすごく長くなったので、続きはまた。

8月26日講演会のお知らせ

思い込みではなく、ちゃんと自分で考えるためには、正確な情報を得ることがとても大切だと思います(どんな情報が流れているかを見ることも重要だと思います)。

中国電力による情報発信(プレスリリース)はこちら。住民の方々や近隣市町には、今後もっと丁寧な説明がなされるのだろうと思います。


反対運動をされている、「上関原発」建設計画に反対する2市4町議会議員連盟主催の講演会が予定されています。
・日時:8月26日(土)13:30~
・会場:上関町総合文化センターにて
・講師:伴 英幸 先生(原子力資料情報室共同代表)


チラシ表


チラシ裏

まずは知るところから。

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