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思いやりドリブンな時代へ

今年の冬は暖冬だ

凍てついた空気の中で、
参拝のために、長い列に並び
新年のカウントダウンを待つ
あの空気が、お正月のムードをさらに盛り上げてくれるのだけれど
今年の初詣は、春の陽を思うような温かさだった。

特別な一年

今年は2020年。
元号も新たになり、オリンピックイヤーの今年。
それぞれが、この年に、特別感をいただいているように感じている。


2020年を境に、きっと何か大きく変わっていくと、
肌で感じてはいるけれど、それをただただ待っているのは、
なんだか勿体なくもあり、
私の希望も込めて、2020年代への思いを書いてみようと思った。


最後の10年へのスタート


私は2020年という年を、
2030年への最後の10年という捉え方をしている。

その理由は、SDGsに掲げられた年限が2030年だからだ。

年が明けると、未来のことを考えてみたりする。
今年やりたいことを書き出したり
新年の抱負にしてみたりする。

そのほとんどが、自分に関する事なのではないだろうか。
かくいう私もそうだからだ。

今までは、きっとこれでもよかったのだと思う。
自分の幸せが、誰かの幸せにつながる事だってある。

ただ、これからは、自分の事だけを考えている。
身近な人の事だけを考えている。
そんな余裕はないのではないだろうか。

例えば、日本でも気候の変動で、
自然災害があちこちで起こっている。
昨年、関東に直撃した台風は100年に1度の最強レベルといわれていたが、

今後はもっと早いペースで、大きな規模の台風が起こるのではないかといわれている。


それでも、過ぎてしまえば、
台風の話をする人は少しづつ減っている。
人は、良くも悪くも忘れる生き物だから。


新しい価値観と新しいルール


遠くの出来事が決して他人事ではない。

自分が何気なく着ている洋服は、行ったことのない、地球の反対で作られていたり、

食卓に並ぶ食材だって、当たり前に、海の向こうの国から運ばれてきたものだ。

グローバルとは、そういう事なんだと思う。

大袈裟ではなく、この地球で起きること全て、自分の事として捉えていく時代になったのだ。

2020年から世の中が、すべての人にとってもっと良くなるためには、

一人一人が、遠くのどこかで起こっていることさえも、身近に感じられる仕組みが必要になると思っている。

なぜなら、私たちはどうしたって、忘れてしまう生き物なのだから。

「誰一人取り残さない」持続可能で
多様性と包摂性のある社会を実現するために。


例えば、スーパーに並ぶ食品には、
必ず食品の原材料名が記されている。

このルールは
安全な食を提供するために考えられ
自分や、家族の食の安全を守るために
原材料表示をみて買い物をする。

昔は考えられない光景が
今では当たり前の基準となった。


優先順位と価値観

ならば、これからは、
もっと広い視点で
持続可能な世界を作るための指標を見ながら
消費者が欲しいものを決められる

そういう仕組みが必要なのではなないかと思っている。


これからの時代へ

持続可能な世界を作るための買い物は、
単なる消費ではなく
未来への投資に代わると思う。

2020年代は
自分のだけ、身近な出来事だけの時代から、
もっと想像力を働かせて、
世界の遠いどこかの事も自分のことのように考えられる
そういう社会の仕組みが次々に作られて

一人一人が思いやりの心で
行動をを決めていく
そんな時代になっていくと私は信じている。


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