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第62回 自力の視力回復体験談 0.1以下から0.7まで1年4ヶ月 玉砕の5度目の挑戦(2) 2021年6月30日 星の力~

神奈川県横浜市戸塚区の女性ライダー弁護士西村紀子です。

 一人の弁護士として、一人のライダーとして、そして、一人の人間として、日々感じたり観察したりしたことで、皆様のお役に立つと思えることを、つぶやき発信していきます。

 本日は、『自力の視力回復体験談』。
 年齢40代半ば、
 視力0.05~0.06(乱視あり)、
 左は緑内障(眼圧等により視神経が欠損し、視野が欠けていき、ひいては失明に至る恐い眼病)あり、
 メガネ歴33年(コンタクト歴25年)、

であった私が、一念発起により、
1年4ヶ月で、視力を両眼0.7(運転免許眼鏡等条件解除)まで回復することができました。

 この体験から、多くの近視の方達に、
   実は自力で視力回復できる可能性が高い
ことをお伝えするための企画です。
(読んでくださっている皆様、いつも大変お待たせしてしまって申し訳ありません)


 本日は、第62回。内容は、
   “玉砕の5度目の挑戦(2) 2021年6月30日”
です。

 前回は、2021年6月10日に、眼鏡屋併設の眼科で
左右とも0.3
という結果となったから、

左右とも0.3あるということは、すでに両眼0.7になっていて、運転免許の眼鏡等の条件解除ができるのでは!!??

と考え、なんとか検査を受けたいものだと考えて二俣川にある神奈川県の運転免許センターに電話して聞いてみたところ、
住所地所轄の地元の警察署でできる
という話を聞き、自転車で地元の所轄警察署に向かったところまでをつぶやきました。

  前回はこちら
    ↓

 さて、地元の所轄警察署までは、自転車で10分もかからずに到着です。
 運転免許の住所変更以来の所轄警察署です。

 ドキドキしながら、警察署に入っていくと、入り口入ってすぐ目の前のところに、運転免許証を取り扱う窓口があります。
 その窓口のすぐ近くにいて、私に気付いてくれて「どうされましたか?」と声を掛けてくれた女性の警察官に、ドキドキしながら、

 「実は、最近近視が弱まってきたような気がするので、運転免許の眼鏡とかの条件が外れないかどうか、検査をお願いしたくて」

などと伝えました。
 その女性警察官は、別に不思議がったり不審に思うという様子もなく(レーシックやICL等の視力矯正手術を受けた方もよくいらっしゃるのかもしれません)、

 「なるほど、わかりました。では、視力検査をしますので、その機械の中を見てください」

と、私の右脇にある大きな灰色の機械を指して、言うのです。
 受付向かってすぐ右脇に、大きな灰色の機械があったのですが、よく見ると、なんと、それは、よくある中を覗いて見るタイプの視力計測器だったのです。

  こんなにもあっさりと検査を受けられる形になっているのか・・

とかなりびっくりしてしまったのですが、早速、のぞいてみます。

 が、、、、

 その女性警察官が視力計測器を操作して、最初に 
   カシャッ
という音がした後のランドルト環の向きは、なんとか見えました。
 しかし、次に
   カシャッ
という音が聞こえた後に表示されたより小さくなったランドルト環の向きは、なんとか答えたものの、全く自信が持てませんでした。
 女性警察官は、さらに視力計測器を操作しますが、次に
   カシャッ
と音がした後のランドルト環の向きは全くわかりませんでした。
 その次の
   カシャッ
の後のランドルト環はさらに小さくなったと思われますが、同様に見えませんでした。

玉砕でした。

 その女性警察官は、視力計測器の操作を終わらせながら、

  「ちょっと見えていないから、だから、今のまま(眼鏡等の条件があるまま)の方がいいかなあ。

などと、挑戦に敗れて玉砕した私をいたわるように、柔らかい言葉で言ってくれます。
 正確には、
    “今のままの方がいい”
のではなくて、
    “今のままでいるしかない”
    “今のままでなければ運転免許は認められない”
のですが、そんなきつい言い方をせず、優しい口調で話してくれます。

 私は、玉砕したのが少し辛く、
  「当たっているのはありましたか?」
と聞いてみました。
 これに対して、その女性警察官は、
  「当たっているのはありました。ただ、この検査では、最初のほうが合っているだけではだめで、すべてのもの(ランドルト環)がしっかりと余裕をもって見えなくてはいけないものですから。」
と説明してくれました。それはもちろんわかっていたのですが。

 私は、その女性警察官にお礼を述べて、地元の所轄警察署を後にしました。
 気持ちはやはり落胆してしまい、もやもやした不安が沸き起こってきてしまいます。

いつかは眼鏡等条件解除まで辿り着くことはできるのだろうか?

 玉砕したことにより、眼鏡等条件解除が、果てしなく高い目標に思えてきてしまいます。
 が、このときは、私は、ブルブルと頭を振って、このような不安感を振り払います。

   ここまで来たではないか!!!
   去年の12月とは全然違う!!!
   そもそも1年以内に条件解除なんて、あつもりさん(自力の視力回復の偉大な先人)だってできなかったことだ。できなくても全然おかしくない!!!

と気持ちを整理して持ち直します。
 その上で、それにしても、、、と、

   あんなに簡単に検査できるようになっていたのか。
   あれならば、毎月でも受けにいかれたら良いのに

などとも思ってしまったのですが、さすがに、そんなことしたら、警察官の方達に変わった人として覚えられてしまうし、それは、かっこ悪いなあ、などと考えていました。

 そして、あれこれ考えながら、私は、眼鏡等条件解除の達成時期の目標として、

   自力の視力回復に取り組み始めてから1年半後
   2022年2~3月

を決め、その時に、再度検査を受けに来よう、と心に誓いました。
   I shall return.
と。

 こうして、私の2020年6月30日の5度目の挑戦は玉砕で終わりました。

 この後、私は、夜空が晴れているときは星を見ながら、それまでのトレーニングを淡々と継続していったのでした。
(続く)

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