見出し画像

怖がりな自分をゆるす

セルフ・コンパッションの講座の第2回目を受けました。

また、衝撃の気づきがありましたのでこちらにシェアします。

困難な感情との付き合い方

まさに、私がずっと必要としてきた
自分の中のザワザワちゃんと向き合うテーマです。

_____________________

先日、仕事でちょっと嫌な出来事がありました。

理不尽に敵意を向けられてしまったと感じることがありまして。

別に私が悪いことをした状況ではないのですが、
意図せず相手が私に近づいて来て、
勝手な解釈をされて敵対視されてしまった状況。

その現場では、「どうしよう・・・」と困惑し、
でも何食わぬ顔で、
お相手にできる限りの笑顔と優しさを向けて
その場をしのいで帰ってきました。

でも、その後も
お相手の不機嫌そうな表情、
わざと視線を反らすような態度、
心無いコメントが何度も何度も思い出されて、
久しぶりにかなり心がズッタズタになりました。

私は、普段、相手に嫌な思いをさせないように
四方八方にとても気を遣って生きているので
敵意を向けられること自体がほとんどないのですが、
たまーにこういうことに遭遇するとダメージが大きすぎて
かなり長い間ぐったりしてしまいます。


でも、これまでの私と違うところは、
心の救急箱を持っていること!

ドラえもんが四次元ポケットから出すように
『きゅうーきゅうーばこー!!』

今こそ、これを使う時だと言わんばかりに取り出して、
せっせと心の傷を手当てしました。

①苦しみにマインドフルに気づいて
②共通の人間性を思い出し、
③自分に優しい言葉をかける

「嫌だったね」
「あんなこと言われたら誰だって嫌な気持ちになるよね」
「大丈夫だよ」
「一緒に優しい世界を作って行こうね」


いつだって優しい世界に住んでいたい
そんな自分にかけてあげたい言葉たちです


こうして嫌な記憶が思い出される度にせっせと手当てして、
だいぶ落ち着いたかなーと思っていました。

そして、救急箱が大活躍する機会に遭遇した嬉しさもあった。
私、ちょっとは成長してるかも!?


・・・が、しかーし!!

今日の講座でやったワークで、感情にフタをしていたことが発覚!

えーっ?まだその奥になんかあったの??


どうやら、私は自分に起きた状況を客観的に見て、
傷ついた自分に優しさを向けていただけで、
その奥にある自分の「感情」は言いくるめていたらしい。

救急箱から特大の絆創膏を出してきて
とりあえず、バーーン!と貼っただけ、みたいな。

__________________________

今日のワークで、
その時のすでに色褪せたと思っていた嫌な記憶を取り出して
もう一度じっくり見てみたら、

出てくる出てくる・・・
胸の奥がギュッと詰まるような感覚が。

うわわわ。なんか開けちゃった。


その感情にラベリングしてみると、

「怖い」


そっか、私怖かったんだ・・・
「嫌」って言葉で片づけてたけど、
本当は怖かった。

人から敵意を向けられることほど、
私にとって怖いことはない。


そして、その感情を感じている部分にじっと手を当ててみる

まさに、手当て。

すると、胸のギュッと詰まる感覚がだんだんと
体内に分散されていくような感覚。

そして、自分にもう一度、優しい言葉をかける

「もう大丈夫だよ」
「優しい世界を一緒に作って行こうね」


うーん、なんかしっくりこない。なぜだろう?


次に、その感情と共にいることをゆるす言葉をかけてみる

「それは怖かったね」
「怖がっていいよ」


あ!これだ!!!


私、怖がることを自分に許して来なかった


こんなに怖がりなのに
「怖い」
という感情を感じてはいけないと思っていた

怖がりな自分はかっこ悪いと思っていたから

人から傷つけられても泣かないで
へっちゃらだよってニコニコしている方が
かっこいいと思っていたから


そうか、
私が必要としていたのは
怖がる自分をゆるすことだ

人から傷つけられたら
それをなかったことにしないで
その怖さをちゃんと感じてあげることだ


__________________


それに気づいたと同時に、自分と長男がリンクした

あ、私、いつも長男の「怖い」という感情にもフタをしてるかも・・・

長男の「怖い」という感情を相手にしていない。


私に似て怖がりな長男に
「怖がっていいよ」
なんて言ってあげられていない

私がいつも送っているメッセージは、
そんなに怖がらなくても・・・(困り顔)



うわー
やっちまってる!!


これは、親子で大掛かりな修繕工事になりそうです。


『怖がりな自分をゆるす』


これからは、やみくもに絆創膏を貼る前に、
よく傷を見なくっちゃね、ドラちゃん!

セルフ・コンパッションの長い旅が続いていきそうです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?