強いねと言われる度に私は拳を握っていた
人に言われるたびにイラッとする言葉
人によく言われるけど、言われるとイラッとする言葉ってあると思う。
口では「そうなんだよね〜」とか言ってるけど、内心では「は?」って思う言葉。
思い当たるものあります?
私の中の堂々第1位は「のりちゃんは強いから〜」だった。
これ言われるたびに
「は?私が強いんじゃなくて、あなたが弱いんだよ!!!!」
ってイラッとして、たぶん顔に出てたと思う←やめて。
イラッとするのは私が戦っているから
今も昔も自分のことを強いとは思ってなくて、弱い自分が自分の中にいる事は自覚してる。
だけど、今と昔と大きく違うのは
「弱い自分をダメなやつ」
と思ってるか思っていないかということ。
強いと言われてイラッとしていた時代は
弱い自分を見せたら負け
誰からも何も言わせないし言われない為には強く居続けなくてはいけない
と思っていた。
だから、
人の気も知らないで無神経に強いとか言ってくるんじゃないよ!
どんだけ頑張って強く居ようとしてると思ってんの?
とブチ切れていたのだ。
人から言われてイラっとするのは図星なのか
よくそう言われるけれど、この場合「私が強い」という事が図星だからイラッとしていたというのは違和感がある。
どちらかと言うと、「許可度」の問題かなと。結局は、「そんな自分を許可できていない」に集約される気がする。
強い私を私が認めているわけでもなく
弱い私を隠すための「鉄仮面」だから
その鉄仮面を被った状態を、揶揄された気分になっていたのかもしれない。
でも、勘違いした「これが私!」を振り翳していたから、鉄仮面を取ることもなく曖昧に笑って、相手に拳を握って心の中でずーっと闘いを続けてきていたんだなぁと今ならわかる。
強さが○で弱さが×の世界をやめる
弱い私は×だ!
とやってきた私は当然
強い私に花丸をあげてきた…
わけでもなく。
重い鉄仮面にほとほて疲れ果てていたと思う。
そんな私がやったことは
弱い私と仲良くなることだった。
私の心の隅に追いやられた「弱い私」を見つけて
「居ても良いよ」と言ってあげること。
そして、強い私を矢面に立たせるのをやめること。
弱い私が傷ついても構わないし
強い私が逃げ出しても構わない
そうやっていろんな自分を許可していくことで、強い私と弱い私が融合した気がする。
今、もし「強いね」って言われたらなんて言うかな。
融合し始めてから、本当に言われなくなっちゃったから、想像できないな。
「そう見せてるんだよ」
って正直に言うかもしれないな。
いや、
なんでそう思うの?
って正直に聞いてしまうかもしれない。
きっと私が強く見えるとしたら、その人の中に何かあるから。
それを教えて欲しいと思うかも。
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