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夏の不眠 冷やして対策|産経新聞連載「薬膳のススメ」(121)

怒涛の2週間を走り切りました~!!
強い体と内臓に感謝です♡

10年間病気をしていて、病気の総合商社だった私がこんなに元気な理由は3つかな…。

日々の薬膳、瞑想、そして睡眠の質。
夜ふかしすることもあるけど、基本的に7~8時間は寝ています。

5秒で寝て、気づいたら朝!という熟睡っぷりです。

夏は不眠になりやすいのですが、みなさんはいかがですか?
私は夏でもぐっすり寝ていますよ~!

今回の産経新聞連載「薬膳のススメ」は、夏の不眠についてです。




夏こそ寝よう!

神戸市中央区の漢方薬店で、漢方カウンセラーとして診断して10年。
「本物の中医学」で薬膳を伝えて15年。
10000人以上に中医学で心を笑顔にしてきた池田のりこです。

薬膳のセミナー、講演、企業様での研修、漢方薬のカウンセリング、レストランの薬膳監修などをしています。

間もなく夏本番ですね。
汗をかくと気をたくさん使って、疲れやすくなります。

体内の汚れた水を汗に変化させる:気化作用
汗を外に出す:推動作用
汗が出たあとに止める:固摂作用

3回も気を使うのです!!
そりゃ、疲れます…。

「じゃ、もりもり食べて元気になればいい~!」と思うかもしれませんが、消化する内臓の気も減っているんです。

ということは、生産効率が悪くて、体の中では常に気が不足している状態…。

「そうだ!気の消耗を防ぐために、しっかり寝よう~!」と思いますよね。

でも、「夏は眠りが浅い」という方も多いんです。


疲れているのに眠れない?!

疲れているのに眠れないという方も多いのではないでしょうか?

夏の不眠は暑さのせいでもありますが、それ以外にも原因があります。

自然界の一部の人間は、良くも悪くも自然界の気の影響を受けます。
それが邪気となって内臓のバランスを崩します。

夏の邪気は暑邪と熱邪。

この2つは熱いだけでなく、傷陰しょういんといって体に必要な水分である陰を減らします。

ただでさえ、胃腸を動かす気が減っていて生産効率が悪いのに…。

体の中では、温める力の陽と冷やす力の陰がバランスを取り合っています。

陽が増える→陰が減る=陽>陰
陰が増える→陽が減る=陰>陽

陰が減ると陽が増えて、さらに熱く感じます。

そう、悪循環!!

のどが乾いたり、尿量が減ったり、手のひらや足の裏が火照っているときは、陰が減っているサインですので、しっかり水分を補充しましょう。

ただし、この水は飲み水では作ることができません。

↑↑↑
ここ、めちゃくちゃ大事ですので、もう一度言います。

飲み水では作ることができません!!!!

もちろん、水分補給は大切ですが、もっと深いところの潤いを作らないといけないんです。

そこで食べ物の出番!!

えんどう豆、きゅうり、青梗菜、トマト、緑豆もやし、あんず、キウイフルーツ、すいか、すだち、パイナップル、びわ、ぶどう、まくわうり、メロン、レモン、緑茶などで作りましょう。

旬のものが多いですよね!

食べ物には温めるものと冷やすものとどちらでもないものがあるのですが、これらの食べ物は冷やす性格のものが多いのです。

食べ物の「性格」なので、温めても冷やしても「性格」は変わりません。

口にするときの温度は関係ないんです。
温かい緑茶でも、体を冷やして潤いを作ります。

冷たいものばかり食べていると胃腸が弱ってしまうので、常温ぐらいがいいかもしれませんね。


そろそろ準備して!

7月19日から夏の土用期間がはじまります。
8月7日は立秋で、秋のお誕生日です。

「まだ暑いのに秋?!」と思うかもしれませんが、自然界の気は循環しているんです。

お盆を過ぎると、朝晩の風が涼しく感じたり、ちょっとお肌が乾燥したりするでしょ?

人間が秋らしさを感じるのは1ヶ月ほど先ですが、少しずつ準備していきましょうね。

土用期間は、消化吸収システムの脾がダウンしやすいです。

胃腸が冷えると食べ物から栄養を作る効率が悪くなるので、冷たいものの飲食はできるだけ控えて下さい。

室内や寝ているときの腹巻きも忘れずに…。

特に…50代以上のみなさま!!
体が冷えやすいですよ。

今の養生が秋以降の体調に影響します。

しっかり睡眠を取って、暑さに負けない体作りをしましょう。

このようなことを産経新聞連載「薬膳のススメ」に書かせていただきました。

▼PDFでもご覧になれます。https://kenzenbishoku.com/media/pdf/240708_sankei.pdf

「毎回楽しみにしています!」とおっしゃる方もいて、本当に嬉しいです!!

次回は、7月29日(月)に掲載予定です。


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それでは、明日も心と体とご機嫌を整えて笑顔で過ごしましょう~♪


おしまい。


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