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「どこからの視点で見ているか」を考えれば、正解も不正解もない

定期的に恐ろしく寝るときがありまして…。
それが今日だったのですが、そういうときって起きたあとに見える世界が変わるのです。

脳がリセットされてクリアになるというか…。

結局のところ、今日1日何もできず。
目の前にやらないといけないことが山積みで、それを見ると「もったいない時間を過ごしてしまった…」と考えがち…。

朝起きたときに、一瞬その思いがよぎりました。

でも、すぐに切り替えて「今日は心と体と脳を休める」と決めて寝ました。

その結果、ものの見方が変わりました。


感情に揺さぶられない

神戸市中央区の漢方薬店で、漢方カウンセラーとして診断して10年。
「本物の中医学」で薬膳を伝えて15年。
10000人以上に中医学で心を笑顔にしてきた池田のりこです。

薬膳のセミナー、講演、企業様での研修、漢方薬のカウンセリング、レストランの薬膳監修などをしています。

今日は10時からZoomでセミナーを受講する予定でした。

でも、体はまったく動かず…
頭もどんより重くて、スマホのメモ帳を開いたまま指が動かず…

「録画で受講させて下さい」という文字を打つのに、何分掛かったんだろう…。

楽しみにしていたセミナーを受講できないのが残念だし、自分が情けなくなってきて、スマホを持ったままうつ伏せでバタン…。

あれもこれも、あれもこれも…
と、できていないこと、やらないといけないことのマイナスの部分がくっつき合って、なんともネガティブモードになっていました。

そういうときも、ついつい分析をしてしまいます。

「たくさんできていないことがある自分ってダメだな…」という感情に支配されているだけであって、事実は「心と体と脳が休みたがっている」ということ。

なので、寝ました。

夜に友だちと食事に行く予定をしていたのですが、それもお断りして、とにかく休めることを今日のタスクにしたのです。


起きなきゃいけないのか?

今朝のちょっともがき苦しんだ私は、「朝は起きるもの」「早起きは三文の徳」という前提で「それができなければダメ」という思考でした。

普段仕事をしているときには、そんなことを考えないのに、寝起きって素直というか動物的なのよね。

そこでふと思い出したのが、「西野と学ぶ仕事の辞め方」のYouTube。

放送作家を辞める鈴木おさむさんと西野亮廣さんの対談です。

メンバーシップ限定動画なので、詳しくは言えないのですが、「常識を疑え」という内容でした。

Aさんが鈴木おさむさんの子どもに「ランドセルを作ってあげる」と言って、鈴木おさむさんが「もうランドセル買っちゃったんで、いいです」と連絡をしたそうです。

すると、Aさんが「ランドセルが2つあったらいけないのか?」と言ったと。

結局Aさんからいただいた超個性的なランドセルは、いまだに息子さんには選ばれていないのですが、いつか選ぶかもしれない…。

その報告を毎年するチャンスがあって、それもまたおもしろいということでした。

この発想に、衝撃を受けました。

そこで今朝の私は「朝は起きるという常識を、守らなくてもいいんじゃない?」となったのです。

前半は一般放送です。


遠くと近く

しんどいときは、自分の近いところにあるものに目が行ってしまいます。

いつまでにこれをしなければいけない
こうすべきである
…というように。

でも、疲れた心や体や脳でそれをやっても上手くいくはずがない…。

何かをがんばるためには、じっくり本質を考えないといけないし、脳がとっちらかっている状態でそれはできないんですよね。

私は休まないと心も体も脳も持たない人なのに、すべてがオーバーワークになっていたな…と止まってみて分かりました。

疲れている自覚がなかったのです。
体も動けていたし、どこか体調が悪いとかもなかったし、毎日が楽しかったから。

でも、体は正直。

このまま突っ走ると、危なかったかも。
体力も精神力も持たなかったかも…。

強制的に止めて教えてくれた体に感謝です。


どこから見るか

休んでみて気づいたのは、「○○から見たら」という言葉を頭に付けると分かりやすいということ。

経営者という立場から見たら、資金を考えないと。
講師という立場から見たら、来週のセミナーを組まないと。
明日の講演者という立場から見たら、元気な顔でいないと。
いろいろな立場から「私」を見ることができます。

未来の「ありたい私」から見たら…
休んだ方がいい。
これ一択なのです。

そして、心も体も脳もスッキリしたあとは、あんなに時間が掛かっていたことがどれもスムーズに進むのです。

しばらくバランスよく過ごせていましたが、少しずつ乱れていたんだな…と実感しました。


コミュニケーションも同じ

これは、コミュニケーションも同じだと思います。

みんな同じように見ている訳ではないですし、考え方も価値観も違います。

誰かが正解で誰かが間違いということではなく、自分から見ているものと、相手から見ているものの「見方」が違うだけ。

だから、そこにイライラしたり、ため息をついたりするのではなく、「違うという事実」を共有して、「こうしてほしい」ということを伝えれば、上手くいくことも多いです。

食事会の場所を決めるときも同じ。

「どこでもいいよ~!」と言いつつ、「え?そこ?!」となることってありませんか?

私の友人は、候補をピックアップして、それぞれの特徴を説明してくれます。

ここは駅チカ
ここはゆっくり過ごせる
ここは賑やかだけどおいしい
という感じ。

「今日はゆっくり話したいから、ここで」と伝えて、目的を共有していると、お互いに違和感なく過ごせますよね。

「駅チカが良いはず!」と思って選んだら、相手は駅チカよりゆっくり過ごせる場所を望んでいることもあります。

人によって大切にするものが違うので、分からないときは確認するのもいいですよね。

質問の仕方も同じです。
講師業をしているので、毎日たくさんの質問が届きます。

それにいちいち感情を持っていたら、疲れてしまいます…。

「この人は、どの視点で見ているのだろう?何を答えたらお役に立てるだろう?」と考えています。

「自分が答えなければいけない」とは限らないのです。

「それはネットで調べたら分かるよ」
「私ではなく○○先生に聴いた方が分かりやすいよ」
「私では分からないから、○○さんに聞いてみるね」
と伝えることで、お役に立てることも多々あります。

講師たちにもよく言います。
「無理して質問に答えなくていい。
答えられる人に振ってもいい。
分かりませんって言ってもいい。
それは逃げじゃないし、恥ずかしいことでもない。
あなたが悩んだり困ったり疲れることは、誰のためにもならないから」

「人のために」と思っていたことが、いつの間にか「自分が間違えていなくて認められるために」になってしまうことが多いのです。

「どこからの視点で見ているか」を考えれば、正解も不正解もない。

この言葉がストンと落ちた日でした。

明日は、神戸ポートピアホテルでの最後のレクチャー&ランチ!
しっかり整ったので、心を込めて薬膳を伝えます。


それでは、明日も心と体とご機嫌を整えて笑顔で過ごしましょう~♪

最後に…
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おしまい。



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