幸せ度を決めるのは「なにを食べるか」よりも「どう食べるか」
漢方カウンセラーで国際薬膳師の池田のり子です。
昨日の夜は、大好きな仲間たちと久しぶりに一緒に過ごしました。
「今の社会情勢で集まる?!」と思われるかもしれませんが、やっぱり同じ時間や空気を共有するということは、私にとって宝物です。
もちろん、きちんとルールは守って。
そして、医療従事者の方への感謝と治療が続いている方への祈りも忘れません。
無茶はいけない…けど、すべてを悪としてみんなの心が疲弊するのも良くない…と思います。
自分が分かるのは相手がいるから
陰陽の考え方に「あなたがいるから、私がいる」というものがあります。
「熱い」があるから「冷たい」がはじめて存在できます。
すべてが「熱い」だと、「熱い」と感じないんですよね。
「冷たい」を知っているから、「熱い」と感じる…。
表と裏も同じ。
表があるから裏があり、裏があるから表がある、表裏一体なのです。
なにか問題に直面したとき、感情が先行して悲観的に考えがちですが、見えているものが存在するためには必ずその裏があります。
「いま見えているものが存在するために、裏に何があるんだろう?」
こう考えることで、随分心がラクになります。
そして、「私」と「あなた」も同じ。
「私」は「私」ひとりでは存在できず、「あなた」がいるから存在できます。
「私」は自分で「私」を見ることはできないけど、「あなた」が「私」を見てくれるから、「私」が存在できる…。
そう思うと、大切な仲間たちの存在がとても愛おしくなります。
人と接していると、ひがんだり、嫉妬をしたり、憧れたり…いろいろな感情が湧くけれど、それも自分という存在を認識できるツールだと思います。
そう思えたときが、チャンス。
自分を否定するのは大好きだから
私は以前、「自分には価値がない」とずっと思ってきました。
「人から愛されることなんてない」「誰の役にも立てない」と思っていた時期が長かったです。
経営が行き詰まったとき、本当に毎日が悪夢でした…。
「私のせいで多くの人を傷つけてしまう」
「私なんていない方がいい」
「私は経営者には向いていない」
「私には何かを伝える資格がない」
そのとき、私の前に助けてくださる方が現れました。
ビジネス的に助けていただいただけでなく、「君は本当に素晴らしい」とずっと言い続けてくださいました。
「私は経営者に向いていないと思います」と言うと、「向いているかどうかは僕には分からない。だけど、中医学と薬膳を伝えようとしている君の姿が本当に美しいと思うから応援したい。もっと自分のことを大切にしなさい。君が自分のことを大切にできるようになったら、すべてがうまくいくよ」と言われたのです。
あれから4年ぐらい経つでしょうか…。
いまになってやっとその意味が理解できました。
「向いていない」「このままじゃダメだ」と思って、たくさんの方に会ったり勉強をしました。
「もっとがんばりたい」「なんとかしたい」というのは、自分のことが嫌いで変えたいのではなく、本当は自分のことが大好きだからなんですよね。
大好きな自分をもっと良くしたいと思うから、がんばる…。
それが分かってから、自分を大切にできるようになりました。
自分に対してネガティブな感情が湧いてきたときは、自分のことが大好きで愛おしいから。
大好きな人に「あなたのことが好き」と言われると嬉しいけれど、同時に「嫌われたらどうしよう…」と不安になるのも同じこと。
大好きな自分が傷つきたくないから…。
つまり「自分が大好き」という前提があるのですから、それでもう十分ですよね。
「自分のことが大好きで大切だから」と思えば、苦しい気持ちも少しはラクになりませんか?
「自分のことが大好き」と思い出させてくれるのは、周りの人たち。
ありがたいことだと思っています。
思い出は食と共に
思い出といえば、写真を見ることもありますが、私は食事で思い出すことが多いです。
あの人とあのパスタを食べたな…
あの人と一緒に飲んだワイン…
あの人はこれを食べるときはこうだったな…
あの人はこのレストランで必ずこれを選んでいたな…
食いしん坊だからかもしれませんが、食事の思い出がいっぱいあります。
そのときの会話、レストランでかかっていた曲、景色や夜景、お花の香り…。
食事にまつわることは、同じ食事をするたびに思い出します。
茶碗蒸しをいただくたびに、おばあちゃんの優しい顔と隣にくっついて座っているネコのリリちゃんの姿を思い出すように…。
昨日の仲間たちとの食事は持ち寄りで、余ったものはみんなでシェアしました。
私は、鴨肉とわらびとサラダと少し残っていたワインを。
今日は定休日だったので、鴨肉とわらびと白ネギでバター醤油パスタに。
グラスは札幌出張のときに足を伸ばした小樽で買ったもの。
天使の羽がついています♡
このパスタとサラダを食べていると、昨日の楽しい時間を思い出して、思わず笑ってしまう…。
湿度が高くて体も心もジメッとしますが、一気に晴れました。
どう食べるか
「何を食べるか」はもちろん大切ですが、「どう食べるか」も大切だと思います。
中医学では、感情は内臓にリンクしていると考えます。
特に消化吸収システムの脾は、思い悩みが続くとダウンします。
脾は体に必要な栄養を作る製造工場なので、ダウンすると大変…。
どれだけ良いものを食べても、鬱々とした気分や思い悩みながら食べていたら効果も半減してしまいます。
食事は楽しい方がいい。
食事が「エサ」にはってはいけないと思うのです。
心と体を満たし、「よし!がんばろう!」と思える食事がベスト。
生きるためだけではなく、精神の安定も目的のひとつです。
そして、飲み物はその食事との調和に必要不可欠なもの…。
食べ物が持つ味を引き立たせたり、食欲を上げたり、食べることを楽しいと思わせたり…。
緊張を緩めてコミュニケーションを取ったり、新しい世界を見ることができるものでもあります。
稲盛和夫さんの本には「愛と誠と調和」という言葉がよく出てきます。
人生においてもビジネスにおいても、「愛と誠と調和」が大切であり、私たちの魂レベルで持っているものです。
「愛」は他人の喜びを自分の喜びとする心
「誠」は世のため人のためになることを思う心
「調和」は自分だけでなくまわりの人々みんなが常に幸せに生きることを願う心
大切な人と楽しく食べたり飲んだりする…これも同じだと、ふと思いました。
いま、これを規制することが本当に最優先事項なんだろうか…。
人が人らしく生きることをした方が、みんなの心が豊かになって寛大な判断ができたり、思いやる心が芽生えるのでは…と思います。
何事も、陰陽。
すべてを陰にするとどうなるか…。
調和が乱れると軋轢が生じる…。
大きくバランスを崩す前に、一人ひとりがバランスを取りながら生きられるといいな…。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
「漢方薬のカウンセリングを受けてみたい!」「薬膳を学んでみたい!」と思われた方は、お気軽にLINEして下さいね。
↓↓↓
https://lin.ee/a93S7JM
漢方相談のご予約も、電話やLINEで承りますが、LINEでやり取りしている間に予約枠が埋まってしまうことがあるので、できるだけお電話ください。
TEL:078-381-5665(11時~18時・月火曜日定休)
毎月開講!薬膳の世界をまるっと理解できるセミナー
「暮らしに活かす薬膳セミナー」初回セミナー
通学・Zoomで受講可能(セミナー録画配信あり)
↓↓↓
https://coubic.com/shobido1/532540
2回で中医学と薬膳のベースをマスターできる!
「薬膳インストラクター初級認定試験」試験対策セミナーは7月開講!!
通学・Zoomで受講可能(セミナー録画配信あり)
↓↓↓
https://coubic.com/shobido1/931122
気になる不調を改善したい!
漢方薬でバランスを整えたい方に
池田のり子の漢方カウンセリング(完全予約制)
↓↓↓
http://shobido-kanpo.com/service/index.html
どうやって連絡したらいいの?!
ブログもnoteも読みたいし、新聞連載も読んでみたい♪
スマホのホーム画面からサクッと咲美堂にアクセスできる「咲美堂すまっぽん」
↓↓↓
https://smappon.jp/i5ilj5vd
※5月31日(月)までキャンペーン中!
http://norihime.livedoor.biz/archives/52855984.html
◎美と健康の薬膳セミナー&ランチ
神戸ポートピアホテル様でのスペシャルランチ付きセミナー
初回6月1日(火)は、「胃腸ケアでむくみを改善する薬膳」
◎産経新聞連載「薬膳のススメ」
次回は、5月24日(月)掲載予定です。
▼薬膳以外のこともいろいろと…《ブログ》
http://norihime.livedoor.biz/
▼毎朝7:50に届く「今日の薬膳」《LINE@》
https://line.me/R/ti/p/%40ikedanoriko
▼薬膳セミナーのご予約はこちら《予約サイト》
https://coubic.com/shobido1
▼Instagram
https://instagram.com/shobido_official
▼WEBサイト
http://shobido-kanpo.com/
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 サポートも嬉しいですが、「スキ」ボタンや「フォロー」がとても励みになります♡