働く場所や働き方をきっかけに、自分の生き方を決めれる人を増やしたい
本日3月15日、1週間のホテルワークプランに特化した宿泊施設検索&予約サイト「Otell(オーテル)」をリリースしました。Otellはテレワーク環境が整った宿泊施設を、4泊5日で19,800円から予約できるサービスです!わい!
■プレスリリースhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000417.000003955.html
サービスの内容もそりゃ話したいんですが、それよりまずサービスを立ち上げるに至った経緯と想いを残したいと思います。
発端はワーケーションをしてて感じた違和感
はい。私はワーケーションって言葉があんま好きじゃないですw っというか、微妙なセンスの名前つけたなー、って思ってます(爆)
ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語で、普段の職場と異なるリゾート地や観光地で働きながら休暇を取ることで.....とかって説明されてたりするけど。今、ワーケーションって”イベント”になってる気がするんですよね。イベント要素が強いから、長続きする気がしない。
じゃあ、なんでイベントっぽいかって考えたら「主語が自分ではない何か」なののではないか?って。
ワーケーションと一口に言ってもその種類は様々あるのに整理されてなくて、溝口翔太さんのnoteで言うところの、【コプロブレムソルビング(地域課題解決型)】が、まだまだ多いんじゃないかと思います。
私はずっとゆるーい二拠点をしてますが、これは別に地元を活性化したいという思いではやってなくて。目的は”純粋に自分がそうしたい”から。
そもそも旅行に行く時、行く場所を応援したいっと思っていく人ももちろんいるとは思うけど、大多数は"自分や一緒に行く家族、友人のため"じゃないですか?
それがなぜ、ワーケーションは自分のためにやってはいけなんだ?!
そう思って、自分主語でワーケーションのホテルを検索しようとすると、実は良いサービスがあるわけではない。あっても【ワークインバケーション(バケーション主体の働き方)】方が主で、【バケーションアズワーク(ワーク主体の働き方)】のサービスが存在しない.....
んで、それじゃ、作ってしまえ!っということに。
検証をしているうちに見えてきた課題あれこれ
実際にリーンキャンバス書いて、いくつかの仮説を検証していく中で見えてきたものがあります。
1.在宅ワークが進んだことで、病んでる人こんなにいるのね問題
ことの発端は在宅ワークをきっかけに、私の身近に続々とメンタルを病む人が出てきたこと。
調べてみたらリモートワークは進んでも、セキュリティ不安や管理できないことを恐れて、在宅のみ!コワーキング、カフェは禁止!っという企業が多いこと、多いこと。
そんな家に居続けなくてはいけないって、住居環境と一緒で息抜きできなかったり、他に生活者がいたり、本当に集中できるのか?実際「在宅勤務3割以上が集中力、意欲、生産性の低下を実感」ってデータまである。
リモートワークが進んでも、働く場所は全然自由になってない!
働き方は全然自由になってない!!
2.実はワーケーション一人でしたいニーズ、すくえてない問題
そんな中、解決手段の一つとしていわれてるワーケーション。実証実験でもワーケーションにより仕事のパフォーマンスが20.7%向上、職業性ストレスが37.3%低減することが明らかになってたりもするのだが、実際ホント?っていうのが本音だと思います。
そこでワーケーションしたい、興味があるという人にヒアリングしてみると、「一人でいきたい」って人が結構いる。
「繋がりが多い現代だからこそ、あえて繋がりを切って、自分に目を向ける時間を作りたい。」これは私もよく思う。
確かに私の周りでも、年に数回ホテルや旅館に籠って積み本読破したり、自分の半年を見直したりってことする人は多い。
......じゃあ、そもそも今ある多くのワーケーションプランと、全くニーズあってないやん(汗)
バケーションアズワーク(ワーク主体の働き方)のニーズを掴むなら、「中期間×近距離×一人」だわ!
仕事環境が整ってるかどうか、わざわざ調べなくても良い様にしたいわ!
3.コロナ禍で全国の宿泊施設、深刻なことになってる問題
これは言わなくてもみなさん感じてると思いますが、2020年の宿泊業の倒産は前年比57.3%増の118件。飲食業は倒産件数も多いけど、全体構成比では16.3%。それに対して、宿泊業は、46.6%!
倒産した会社の半分が宿泊業という現実。
頭ではわかってたものの、ホテルの提携を進める中で実際の声を聞いたり、足を運んだりして、何度胸打たれたか。これ、本当に危機的状態!!!!
特にPRやブランディングの部隊がなく、コンセプトを打ち出すことができてないホテルが、ここ数年でバタバタと倒産し、従業員がバタバタと解雇されていくだろう。
危機的状況にあるホテルには老舗と言われるところも多くある。
変わろうとしていてはいるものの、そのノウハウがないのだ、という。
きっと一緒にできることがある!
チームの想いとタイミングが合わさったとこに、スタートアップスタジオがあった
これらの課題をつないで解決することができたら、ユーザー、ホテル、事業者の三方良しのサービスになるんじゃないか。
そう思い立っても、今までなら思って、そこで終わっていたと思う。
でも事業化してリリースまでこぎつけることができたのは、素敵なチームメンバーの想いとタイミングがうまく重なって、そこにスタートアップスタジオという仕組みがあったから。
社会人1年目が完全リモートワークで始まり、働く場所に縛られる必要はないという考えをすでに持ってる富士さん(私とタイプ逆。超お仕事できる。)と事業を立ち上げ。
そこに沢山のチームメンバーが関わってくれ、スタートアップスタジオのリソースを使って、やっとここまで形になってきました。
今はただのOTAだけど、もちろんこれではビジネスモデル的に弱いのも重々わかっていて。これからいくつも仕掛けていきたいと思っています。
私たちがやりたいのはただのOTAではない。
働く場所や働き方をきっかけに、自分の生き方を決めれる人を増やしたい。
大好きな山口さんに書いてもらったブランドコピーに負けないよう、走りたいと思います!
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