結局、”ときめきはforever” from「ボスコアドベンチャー」が私の原点なのかも知れない

本当にいい時代になったものである。
子ども時代に見てめちゃくちゃ影響されたのに、タイトルなりキャラクターなり主題歌なり朧気にしか覚えてなくても(昨今主流の漫画原作じゃなくオリジナルが多かった)、そのキーワードさえGoogle先生に教えればそれが何だったか教えてくれるし、剰え映像や音楽も残っているとは。


という訳で、「ボスコアドベンチャー」の”ときめきはforever"なのです。


ヒロインである妖精のお姫さま、アプリコット姫って名前だったけど、自分の好奇心や正義のままに行動するというか。自身が悪者にさらわれてしまった結果祖国が危険に晒され、決められた期限までに戻らなければ存亡の危機を迎えるっていうのに。
そんな寄り道してて大丈夫…?
年代的に、男女雇用機会均等法が施行されたのが1985年、このアニメの放映は1986年だったようで、自立する女性、自由に行動する女性をメインに据えた演出だったのかな?(超絶勝手な推測です)
当時5歳とか6歳だった私に、強烈な印象を与えたとみゆる。
アニメ自体もさることながら、主題歌の歌詞が、なんだかとってもactive。
ひとりっこ特有の人見知りに加え、からだもそこまで丈夫でなくしょっちゅう風邪ひいて寝込んでたような女の子の目には、眩しくって仕方なかった。

強がりを言ったあと 自分が嫌いになる
そんな想い 誰にもあるはずね
とぎれたテレフォン・ライン
心でまだゆれている
サヨナラを言った日から ずっと

ひとりベッドのうえで泣いてばかりいたから
なんだか空がまぶしい

※今すぐ受けとめて 震えるこの想い
初めての予感だわ
このときめきはフォーエバー
明日はつげられる 私だけの言葉で
まっすぐに伝えるわ 明日こそ
I Love you, forever


正直に生きるって 勇気のいることなのね
愛がそれを 教えてくれたのよ
口ゲンカばっかりで ちょっぴり淋しかったの
意地っぱりね 二人ともきっと

二人 芝生のうえで たわむれたあの夏を
とりもどしたい この手に

もう一度つかまえて 素直になれるから
初めての涙なの
あの輝きはフォーエバー
今日のダイアリーに 小さくメモしたの
愛してる 何度でも叫べるわ
I Love you, forever

(※くり返し×2)


(太字は筆者)


曲自体はザ・1980年代って感じだが、オープニングと間奏とエンディングのベースラインが死ぬほどかっこいい。
こういう音楽的要素も今の私を形作っているのだなぁ…
三つ子の魂百まで(TT)



「アナ雪」の”Let It Go”も素敵ですけどね。最近ハマった「鬼滅の刃」“紅蓮華”“炎”もね。これらの歌が、私にとっての”ときめきはforever”になる世代もいるのでしょうね。

この顔!!!
松たか子の透明感のある歌声も素晴らしい。



“Let It Go”聞き直したら、私たちを取り巻く環境がさほど変わっていないことに気づく。
かの法律が施行されて数十年経っても、まだ私たちは、真っ白な世界に、ひとりの私。…このままじゃ、ダメなんだ、と…戸惑い傷つき、誰にも打ち明けずに悩んでた、どこまでやれるか自分を試したいの、二度と涙は流さないわ。輝いていたいもう決めたの、これでいいの自分を信じて、とうたうしかないのか…

すこしも寒くないわ?
本当に?

けれど漸く、ここまでうたうことができるようになったとも言えるのかも知れない。


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