見出し画像

レベル感のまるで違う英語学習者のみなさんと、同じテーブルを囲むのは超絶たのしい♪

語学を学ぶとき、学習者のレベル分けに意味があるんだろうかと思う昨今。例えば、英会話学校で入学時、レベルチェックテストを受けさせられ、はいあなたは中級ですね、ではこちらのクラスにご参加くださいと割り振られること。
TOEICのスコアで分断されること。

確かに、似たようなレベルの人たちとは、意思疎通もなんとなくスムーズ、お互いに切磋琢磨し合う雰囲気もよき。現に、去年半年間オンライン授業を受けたBritish Councilでは、CEFRで言うところのB2ですかねと判定されてB2対象のレッスンを受講した。コンテンツの充実度もさることながら、年齢・国籍・性別・宗教・職業、様々なBackgroundをもつ生徒さんとのIce BreakやGroup Workは、とってもおもしろかった。
全くのド初級から自主練で抜け出し、マンツーマンでの個人練習を経たら、先生とは違って忖度も何もない、外国人英語学習者のみなさんと乱取り稽古をせねばいけないな、というのが、British Councilで得た最大の気づきである。



でもね…


同レベルの生徒を集めて授業ってスタイル、やっぱり先生側の利便性が優先されているんじゃないかと思う。
まぁ英会話「学校」という体裁を取る以上は仕方のない制約なんだろう。


でもな…


現実世界で、そんな都合よく、自分と同じような語学レベルの人たちと出会う訳なくね?とりわけ世界中で使われている英語であれば、尚更。


違和感を感じるきっかけをつくってくれた、中華系マレー女子の英語の先生が主催するグループレッスンで出会った人々について、徒然なるままに。
彼女個人で教えてるから、レベル分けもカリキュラムもへったくれもない。
無論、生徒さんはほぼ全員がマレーシアのみなさんで、基本的に外国人は私だけ。私がマイノリティ。もちろん例外はあるよ。




先生の卵@20歳

最初にバディを組んだのはこの子。
マラッカにある大学で、10歳以下のこども向けに教育を学んでいるという20歳のマレー女子。
は、はたち…(゚д゚)!
COVID-19による活動制限令により、大学のあるマラッカにはいられず実家に戻っていたこともあって彼女とは、大学が再開するまでの1年弱、一緒に学ぶことができた。2020年は、彼女とのレッスンがベースにありつつ、いろんな人が出たり入ったり。
もう名前を晒してしまうけど、名前の由来通りに、明るくて素敵な子だったし、この1年の成長度合いといったら半端なかった。英語の自主学習としてはKorean Movies/Dramasを英語字幕で見るのがお気に入りだったらしく、直近で見た映画やドラマの話を一生懸命してくれるのだけど、回を追う毎にわかりやすくなっている…!好きこそものの上手なれとはこのこと。

いい先生になってねー!(ノД`)・゜・。

画像1


二児の母@30代

20歳先生の卵とのレッスンを始めて数ヶ月後に加入してきた、ふたりの男の子を抱える働くおかん。うう、年変わらんやんけ(*´з`)
時折オンライン越しに顔を見せる息子ちゃんたちが可愛らしくて仕方なかったのに、それを申し訳なく思ったのか2ヶ月も経たないうちにフェードアウト。
英語はたどたどしかったけど、同世代が学ぼうとする姿勢にはめちゃくちゃencourageされた。


Beauty Salon経営者@30代

彼女も、20歳先生の卵とのレッスンを始めて半年も経ったろうか、参加してきた意識高い系女子。二重パッチリですっごい美人さんでした。さすがBeauty Salonを切り盛りしてるだけあるわ。
当時、D.カーネギー「人を動かす」(How to Win Friends and Influence People)を読んでいたらしく、本の感想もお話してみたかったのだが、2021年の春節前、仕事が忙しいから一旦休んで春節後にまた来るね!と言ったきり、音沙汰なし。


コンサルタント@30代

仕事柄、Business Partnersとしてアメリカ人だのイタリア人だのがいるらしく、何故、このゆるゆるコミュニティ笑に参加してきたのかイマイチ不明。だけどもまだまだ自分は学ばねばならないという気概に圧倒される。
更に、発音そのものはマレーシア人ぽさが残っているものの、流暢さだったり語彙だったり、見習いたいところがめちゃくちゃあった。
…と思っているうちに彼も間もなく離脱。残念無念。仕事の話をいろいろ聞いてみたかったな。


自動車会社の社員@50代

彼については以下記事参照ください。ここに全てを込めた。


元軍人、退役後はガーデニング三昧@50代

この人の経歴もなかなか興味深いけど、如何せん話が長い苦笑
マレーシア人の特徴なのかも知れないが、「起承転結」、「序論・本論・結論」なんてのは無視してかそもそも知らないのか、自分が喋りたいことを延々話し続ける人が多い。聞く側も口を挟むでもなく、素直にふんふんと聞いている。

正直私は耐えられないので、彼を他山の石として、手短に、順序立てて話すことを心掛けている。それを思い出させてくれる人。


政府系機関職員@30代

50代元軍人さんの後に参入してきた、こっちが恐縮するくらい超絶滑らかな英語を話すマレー男子。彼も前述のコンサルタント同様マレーシア訛りは否めないものの、最低これくらい流暢に話せるようになりたいなぁ、と思わせてくれた、第二の男。
キャップをかぶってて見た目ラッパー風。そのギャップがまた。最近とんと見ないので、やめたかもな。


大学生@19歳

普段は思慮深い、一回り以上年上の私もたじたじな冷静な意見をぶっこんでくるくせに、同世代である20歳先生の卵と話が合うらしく、Korean Movies/Dramasの話が始まると途端に笑顔が弾ける。わかりやすい笑
1ヶ月のお試し期間の後、どうやら退会なされた模様。若い世代が発する意見って聞くに値すると思うのですよね。貴重な機会を逃した…


Tik Tokで発信中@16歳

彼については以下記事参照ください。( *´艸`)
YouTuberでなくTik Tokが主戦場の人って、一体何て呼ぶのやら?


台湾人中医@50代

彼については以下記事参照ください。そろそろ手抜きがバレ…(以下自粛)


番外:10歳の日本人男児

これまで、グループレッスンで通り過ぎてった人々を徒然綴って来た。この他にも、彼女が教える生徒が一堂に会した”フォーラム”なるものも月1度開催されるのだが、1回だけ、マレーシアのInternational Schoolに通っているという齢10歳の日本人男児が登場。どうやら大人と話す機会を設けたい、とのことで。

め、めちゃめちゃ可愛いんですけど…(*´Д`)
しかもInterに通ってるだけあって発音が麗しく、流暢さも素晴らしい。

これ以上そなたは何を望むのか…

もし万々が一私が10歳だったときにこういう境遇にいたら…と、思わずにはおれませんでした。または、自分に10歳のこどもがいたとして、こういう教育機会を与える選択をするや否や。
願わくば、こんな、年齢・国籍・性別・宗教・職業、様々なBackgroundをもつ人々がこの世に存在することを、生涯忘れずにいてほしい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?