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お世話になった英語学習のための本たち〜Business Writing編

マレーシアの我が家の本棚を眺めふと思い立った、英語学習関係本を振り返るシリーズ第2弾。モロ仕事に直結すると思い、買い揃えたものについて纏めてみる。

第1回はこちら。




David A. ThayneのEnglish Writing シリーズ

米国生まれ、来日後翻訳・通訳等で多方面に渡り活躍、無数の英語関連書籍を執筆されているディヴィッド・セイン氏の著作。初めてマレーシアに研修生という立場で行くことが決まった2017年、早速手に入れた。


文法編、語法編、句読法編、アメリカ英語とイギリス英語、ITを活用したライティング術(このタイトルには時代を感じるが、笑)の5章から成る。特に最初の3章、文法編、語法編、句読法編がWritingに特化して明瞭に纏められているのがお気に入りポイント。

文法編はいきなり前置詞から始まるし、
語法編は類義語や、英語と日本語のずれに関する例が豊富、
句読法編は大文字、カンマやコロン、セミコロン他について詳説。

BrightureでWritingの学び直しをして久しいが、今でもつっかかるポイントについてこれでもか!と解説されている…
この本を開く度、身につまされる…



前説⇒練習問題⇒解答・解説といったシンプルな構成で、上記ルールブックに従ってトレーニングできるワークブック。
結局研修生のあいだは日の目を見なかったが、このCOVID-19による活動制限令中に取り組んだ。特に英作文、自分が書いた答えと解答が全くかけ離れたものだった場合、箸にも棒にも掛からぬレベルで違うのか、不自然ではあるけれど「なし」ではないのか判断できないのが、独学の難しいところではある。
まぁそこはゆるっと、「セインさんはこう書くらしい」と思うことにしてさらっと終わらせた。



第1章でE-mailとBusiness Letterの基本ルール、第2章基本編並びに第3章実践編で、合計100近く添削&解説の例が満載であるところがポイントかと。提案する・同意する・反対する・見積もりを依頼する・発注する・受注する・進捗を尋ねる・問い合わせる・苦情を伝える、etc, etc。

正直なところ、ここまで大仰な文章を実際にメールでは書かないため、参照頻度はほぼない。欧米ではなくマレーシアだからなのか。
だが、より自然な言い回しを覚えるのには打ってつけであることに、この記事を書くためにパラパラ読み返して気が付いた。




Z会のビジネス英語

これらの書籍は2回目のマレーシア、駐在員として赴任することが決まったときに調達した。ラインナップを見る限り、ディヴィッド・セイン氏のシリーズと似通っていることは否めないし、英語について日本語で解説された本を読むことはもうしないので、ほぼほぼお蔵入り。苦笑


とは言え、”Smart Reference”と謳うだけあり、纏め方の分かりやすさは半端ないと思う。さすがZ会。私は進研ゼミ(現Benesse)だったけども。



これも実例、特にディヴィッド・セイン氏のシリーズとは違いより簡潔なE-mailの例文が1200も載っていることが素晴らしい。
そうそう、こんな感じで数行で済ませるのよね。日本語のようにタラタラ書かずに言いたいこと、お願いしたいことをズバッと書いておしまい。

巻末の、「目的別表現索引」なるものが40ページ近くあるのも、日本人仕様で泣ける。



最後に、15のビジネスシーンを想定した英会話の例文が厳選された本。見開き2ページ、左日本語、右英語で英会話のエッセンスが纏められている。ビジネス英会話に初めて触れるので、予めどういう言い回しを覚えておけばよいでしょうか?という方には非常にオススメ。



ここまで書いておきながら、「ビジネスに特化した英語なんぞない」というのが持論。だって日本語だってそうでしょう?特有の言い方はあるにせよ。そろそろ、日常英会話/ビジネス英語/ニュース英語…等という分類を、亡き者にしませんかね?




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