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遠くへ行くには近くから、高いところに登るには低いところから

仕事でもそれ以外でもなんでもよいですが、皆様は何か達成したいことや目標としていることはありますか?

出世したい、スポーツでもっといい成績を残したい、影響力のある人間になりたい……色々と考えられていることがあると思います。

その達成したいことや目標を実現するにあたり、こんかいは「遠くへ行くには近くから、高いところに登るには低いところから」という考えを照会してみようと思います。

何事も一足飛びにはなしえない


この言葉は中国の古典である「中庸」の以下の言葉から引用しています。

「君子の道は、例えば遠きに行くに必ず近きよりするがごとく、例えば高きに登るには必ず低きよりするが如し」

「中庸」第十五章

高く遠い目標に到達するには、必ず低く近い身近なところから順を追って進んでゆくべきだ、ということを表しています。

どれだけ高尚でレベルの高い目標があったとしても、何の段取りもなしにそれを達成することはできません。「千里の道も一歩から」というように、まずは一つ一つ階段を上っていく必要があります。

社会で活躍している人を見ると「自分もあのようになりたい」とあこがれを抱くことも多いでしょう。

ですが、そのような方も急に「ポン」とそのような活躍ができるようになったわけではありません。

毎日毎日繰り返し繰り返し地道な努力を重ね続けて、結果としてそのような活躍ができているわけです

独立後こそ地道な努力を


会計士の独立も同じだと感じています。開業初日から何も考えなくても仕事が降ってくるわけではありません。

コツコツと人脈を築き、サービス提供に必要な知識や経験を積み上げるなど、日々欠かさず活動を続けていると、やがてはいつのまにか自分がやりたかった仕事に恵まれるのだと私は信じています。

収入がないと焦る気持ちもわかります。私も全く同じ気持ちを今でも持っていますので。

収入に懸念がある場合は、独立後すぐに仕事がなくてもしばらくは生活に困らない程度の資金を貯めておくということが大切です。これもお金はすぐに貯まるものではないので、日々の計画的な貯蓄がものをいうわけですね。

「遠く高いところ」へ行くには必ず「近くて低いところ」を通らなくてはいけません。目標は壮大に掲げつつ、そこに向けて足元では○○を地道に続けていこう、という意識で何事も取り組んでいきたいものです。

~編集後記~
・ペン字
・CPD ONLINE研修受講「東京会「 IPOスキルアップ講座(第7回)」新規上場に必要な企業統治のあり方指導」 これでIPOスキルアップ関連の研修は一段落
・昨日は月次決算支援の単体締め日。育休に入られる経理担当者の男性からの引継ぎもいったんは終了。今後は引継ぎに認識誤りや漏れがないか振り返りの打ち合わせをやります
・他の子の残したご飯皿をはしごするうちの猫

もったいないじゃないのよー(ウメコ)



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