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間接民主制から直接民主制へ


【「いいね」で投票になってる?】
例えば「この問題についてAさんが言うやり方で解決賛成?反対?」を聞いた時に「いいね!」が数十万。でも国会では否決。そうなると、議員さんのほうが世間とずれてるんじゃない?ってことになる。不完全な形ではあるけれども、SNSの「いいね!」って、実は直接民主主義になってるんじゃないか?

【オンライン投票したい】
オンライン投票が可能な「デジタル・ITの世の中」なんだから、また、そうでないところもそうしようとしているのだから、オンライン投票できるようにして欲しい。

自分の場合はコロナで県境をまたげない。こういうときこそ、オンライン投票ができれば、と思ってしまう。

【オンライン投票できるんだから直接民主主義できるよね】
また、オンライン投票の更にその先には「代議員不要」の「直接民主制」が待っている。そして、今やFacebookなどのSNSがその代わりになりつつある。行政組織は投票の必要な事象の抽出とオンライン投票の準備をして民意を汲み取り、オンライン投票の結果で、行政組織の向かう方向を決める。そういう世の中にこのままであれば、なっていくし、おそらく、いち早く「代議員のいない直接民主制」が、大きな力を持つようになっていくだろう。

【直接民主制は理想の民主主義】
ぼくらは学校で「直接民主制は民主主義の理想だが、物理的に無理なので代議員を立てた間接民主制にしている」と、習った。であれば、今はその「物理的に無理」がITによって取り払われたのだから、「理想」である「直接民主制」に行くべきなんじゃないかと思うのだ。

たとえば、何丁目何番地にある誰々さんの邸宅が売りに出たけど、行政が税金でそれを買って、地域のこういう公園にする案があるけど、どうしましょう?

という案件があっても、ネットを使って、直接民主制で意見を交わし、それを見て、ネットで投票できる。

【民主主義の将来はこうなる?】
おそらく、民主主義というのは、こういう形になるし、そこに「利権」みたいなものとか「既得権」のようなものが入り込む余地をできるだけ狭くできる。

今もおかしなことが起きている。

たとえば、ある事柄についてSNSの意見で「いいね」がいっぱい付いているのに、地域の議会はそれをやめようとしている、ということになると、「民意」はどちらにあるのかわからなくなる。間接民主主義がSNSなどインターネットの仕組みで崩れはじめている。そして、それが誰の目にも明らかになる。いま、こういうことが始まっている。

【中国は選挙がないから】
じっさい、中国は代議員を選ぶ選挙が無く、なかなか民意をくみとれないので、SNSの監視とともに、そのデータを政治の方向性を決めるのにも使っているという。それがいいとか悪いとかの議論はあるだろうが、おそらくITはそういう使われ方もしていくものなのだろう。

人の紡ぐ時代も変わっていく。

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