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あなたはどっち?スマートウォッチを選ぼう。

【数千円のスマートウォッチ】
最近は非常に安価な中国製・中国メーカーのブランドのスマートウォッチがAmazonでもたくさん出ている。

びっくりしたのは、HUAWEIの真似でワイヤレスイヤホンがパカっと文字盤を開けると出てくるものなどが6千円台であったりして、購買欲をそそる。数千円でも機能盛りだくさん、というものは非常に多く、選ぶのに迷う。

【スマートウォッチの寿命は約2年】
しかし、スマートウォッチにはおそらく「2年」という寿命があるのを覚えておいたほうがいい。その短命であろう、という根拠は、以下の2つになる。

  1.  電池の交換はほぼ2年毎に必要なはずである(個体差はある)。

  2.  スマートウォッチの機能に必須な「クラウド上にあるサーバー」を
    その会社がいつまで維持できるのか?という問題。

【充電式電池の寿命について】
充電式電池の寿命は年数ではなく充電回数によるので、一回の充電で何日使えるか?で充電式電池の寿命の長短が決まる。よく使われている「リチウムイオン電池」の寿命は、だいたい「充電500回以上」と言われている(充電容量が表記の80%以下になるときを寿命が尽きた、と言う)。毎日充電すると、500日だから、だいたい1年3か月くらい、ということだが、週末など使わないときもある、ということで考えると、2年くらいは持つだろう、ということで「だいたい2年」と言われているわけだ(個体差もある)。ということは「一週間電池が持つ」機種は、10年以上持つ、ということになるので、おそらくウォッチ自身の他の原因寿命以上に電池は持つ、というように考えて良いだろう。

「1回の充電で何日使えるか」で、スマートウォッチの価値がかなり違うのがわかるだろう。

要するに、ほぼ毎日充電が必要なスマートウォッチは「大体2年使うと電池交換の時期」になる(これはスマホも同じ)わけだが、そのときにメーカーに送るとか、普通の時計店で電池交換してくれるのかどうか?ってことなんですよね。結局2年でそのメーカーなくなったりして。

【それでもいい!2年でなくなる?スマートウォッチのメーカー】
メーカーがなくなればクラウドのサーバーもなくなるから、結局、機能の多くをクラウドのサーバーに依存するスマートウォッチは使えなくなったりするわけです。でも数千円だから、2年使ったら別の製品に乗り換えればいい、とも言えるわけで。その頃にはそのウォッチにも飽きるだろうし。

【大会社の「信頼」に払うお金の中身】
結局、Apple社とか中国のHUAWEI社とか、Googleとか、その規模の会社はサービスも充実しているだけでなく、おそらく2年後にあるであろう電池交換のサポートも大丈夫であると予想できるし、その時以降も会社は存続していてクラウドのサーバーも維持できているはずだ、という見込みはなんとなくつくわけですね。要するに企業継続の「信頼」が厚い。だから、同じ機能でも数千円ではなく数万円の大会社製のスマートウォッチがいい、ということになる人も多いわけですね。

【2つの選択肢を意識しよう】
つまり、Amazonなどで数千円の多機能で、かっこいいデザインのスマートウォッチを見つけて気になってしまった場合、私達には次の2つの選択肢がある。

  1.  安いものは買わず、数万円の大企業製のブランド物を買ってできるだけ長く使う。

  2.  安いものをあえて買い、2年以内毎に新しいものを買って取り替える。

それって、衣料品とか家具とか家電品なんかの耐久消費財全般でも言えることだよね?

【スマートウォッチも「ファストファッション」なのか?】
とは言うものの、最近は「ファストファッション」の時代だ。そのときの見栄えが良ければ短命でも良いし、安価だから短い期間で買い換えやすくもなる。それでいい?

昔は耐久消費財だと思っていたものが、実はそうではなくなっていた、というものは、このところ結構たくさんあるよね。おじさん、おばさんはついていけません。

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