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「ネット言論」が動き出す。

【「ゆたぼん」が「振り込め詐欺」に騙されたことだけではなく】
ときどき、YouTubeを見ている。ネット、YouTubeで見ていると、スケールは全く違うとはいえ、「(自称・少年革命家)ゆたぼん」の「100万円振り込め詐欺にひっかかった」という事件。まぁ、その後「そうではない」みたいなことがあって、どうもよくわからないところではあるんだが。

それと、世界で名だたるスイスの銀行・クレディ・スイスがネット情報で取り付け騒ぎが起きて、世界での同行のポジションを崩してしまったとか、そこに共通点があるように思うんだな。

【事業潰すにや刃物は要らぬ】
つまり「事業潰すにや刃物は要らぬ、ネットでデマを流せば良い(字余り)」みたいな、そういう世の中になってきたのか?という、ね、そんなことを思ったりします。

【ESG投資も】
思えば、SDGsなんかでもよく聞く「ESG投資」でもそうなんだが企業やときの政府などの巨大組織が「ネット上の評判」をすごく気にしなければならない時代が来たのだな、と改めて思う。それがその巨大組織の巨大組織であることを担保する「信頼」をいっぺんに崩してしまう。そういう力をネット上の「噂」は持った。ネットであれば、これまでのマスコミとは違って、情報は秒で拡散していき、秒で効果が出る。一瞬。しかも、その情報の出どころなどの「信頼」は関係ない。それまで何百年もかけて作ってきた組織。その組織の根幹である「信頼」をネット情報が一瞬の時間で揺るがす。マスコミは既に無力だ。

【サイバー戦争も】
サイバー戦争でもこの類の戦闘が既に行われているのは良く知られている。既に、どちらが本当のことを言っているのかさえ、その情報が出たそとのときには誰も判断できない。聞く方は「誰を信じるか」しかなくなってしまう。事実は?真実は?信頼は?

【ネットが支える新しい時代の「信頼」はなにが作るのか?】
こんな時代には、ネットの性質を使った「新たな政治体制」が必要になるだろう。つまりネットによる広域の「電子直接民主制」の確立だ。それだけが、これからの巨大な組織の信頼を担保するだろう、と、私は思う。他には無いように思えるからだ。これを作ることが急務になるのじゃないか?と思うのだ。この「新しい直接民主制」を最初に確立したところが、本当に信頼される次の時代の巨大な組織になりうる。そういうのが始まったような、そんな気がしている。

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