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挑戦していることを見届ける

最近、自分ではない誰かが挑戦する事を応援する機会が多い。そう、コーチなのだから当然なんですが、それでもやはり挑戦する人をみていると、こちらも勇気をもらうし、もっと応援したくなる。

だけど、これが家族になると自分が代わってあげられないもどかしさや信頼しているからこそ、不安が大きくなるのを感じている。


彼は今様々な事に挑戦している。


それはそのまま生活をかえる事でもあるし、生き方を変える事でもある。

それを淡々と、しかし自分の意志でしっかり取り組む姿は同じ年の頃の私には無かった強さの様に思う。素直に尊敬している。

面と向かって言えない気恥ずかしさはあるのだけど...


これまでの時間が無駄だったのではないかと考えていたり、もう何をしてもだめだと嘆いたりしているのは、親の方だけだったのだろうか?

いや、彼の方がもっと深く悩み、考え、それでも行動することを選び取ったのだと素直に思える。

彼は中学の1年の夏休みから学校へ行っていない、それでも卒業できてしまう。義務教育の謎に納得はできないけれど。次の進路なんて言われてどうすれば良いかなんて誰にも分らない。無責任に学校なんか行かなくてもいいんだよとは決して思えない。

そんな状況で、自分を見つめなおし、家を出る事を決意して、えいっ!と力強く一歩を踏み出した彼は尊い存在だと思う。


彼には知らない世界に飛び込む勇気があった。


彼には学んで成し遂げる力強さがあった。


彼には自分や周りを思いやる優しさがあった。


彼にはタダでは済まさない逞しさがあった。


彼には納得できなことをほっとかない真摯さがあった。


ぶっきら棒ではあるけど、しっかりと相手をみて会話できる彼は、これからも様々な困難にぶつかることだと思う。だけどすでに色んな力を持っているのだから安心して見届けることができる。

小さいころ、五分五分と言われた命ではあったけど、すでに私よりも大きく成長している彼はこれから何でもできるのだろう。


だけどね、これは直接言わないけど、不安で押しつぶされそうな気持ちを安心と同じくらい抱えているよ。毎日出かけて無事に帰ってきてくれて、それだけで今は十分だね。

そんな親の想いとは関係なく、さらに大きくなるために、今は見つからないと言っている、やりたい事やかなえたい夢を見つけて行動するのだろう。


その片鱗をしっかりと見せてくれて、とても感謝している。

#挑戦している君へ

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