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自分史 欠かせない子どものこと

今回は自分を振り返る上で欠かせない子どものことを書きましょう。

私には息子がいます。大きくなりました。

子どもに接すると自分がいかに不注意で配慮に欠けるのか気づかされることがたくさんあります。

子どもが小さい頃、たくさん色んなところへ連れて行った気がしていますが、あまり記憶に残るような冒険や感動するような絶景をみたことはないので、その辺の公園とか海辺や河原とかがもっぱらな感じでした。

幼い子どもの”言うことを聞かない”、”聞く気がない”、”好き勝手な振る舞い”にイライラしていたことはよく覚えています。そして子どもを躾けるのは親の役目だと刷り込まれている私は、如何にして自分の思い通りの行動をさせるかに焦点が当たっていたと思います。

そしてそれは子どものためではなく、親のため、親が恥ずかしい思いをしなくていい様にとの視点でした。

結果、自分がこうなりたく無いと思ったはずの自分の父親と同じ振る舞いをしている自分がいました。当時、妻(今は別れてますよ)から「お義父さんと同じだよ」と言われた時は流石に反省と後悔で情けなくなりました。そしてそんな指摘もちゃんと受け止めることが出来ないほどでした。

子育てにコーチングを活用するなんて実は全く気がつかず、知りませんでした。それこそ2008年に学んだ時点でそれができていれば、家族のあり方は大きく違っていたかもしれないのは、いまでも最大の後悔です。なのでコーチングに辿り着くきっかけでもなんでも無いのです。

そんな状況でも、子どもは自分で考え、悩み、成長するのだと頼もしく思うことも増えてきました。自分で何をするか、もしくはしないのか、選びとることは経験や判断できる材料も少ない中でしっかりと出来るようになっていると感じています。

親からすると、そこは…とか、そっちは…とか、言いたいことが無いわけでは無いですが、それ以上に今はゆっくり考えてくれれば良いと思っています。

何を選択しても大丈夫だから。

それに我々の世代では想像できないほど、デジタルネイティブな世代であると感じることも多く、私の役目は技術的なことを伝えるのではなく(そっちが得意だけど)、モラルや倫理や古いけど大切な価値観を伝えていくことなんだと思うことが増えてきました。

もちろん機会を見つけてコーチングを伝えたいと思っています。そのためには信頼関係を築き直し、しっかりと対話ができる安心な環境を作るところから始めたいと思っています。

子どもがいつかこの記事にたどり着くのかわかりませんが、いい父では無いかもしれないけれど、信頼できる父親としてあり続けたいと思います。いつまでも愛しているのだよ。

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