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想いは、カタチになる

2015年。広島に引っ越してきて約5年たった頃。
クラウドファンディングで、「ためまっぷ」を見つけた。
GPS機能を使い、スマートフォンでご近所のイベントを見つけるサービスだ。

ネットに精通していない方でも簡単にイベント投稿が出来るよう、
アナログのチラシを写真にとってアップするだけ、
という手軽さが特徴である。
誰でもアップできるから、地域の小さな情報も載る。

あれから4年。広島で出会った「ためまっぷ」は、
昨日、神戸市長田区の広報誌のトップを飾ったそうだ。

「ためまっぷ」との出会い

2015年、ちょうど上の子が4歳、下の子が2歳だった。
子どもを連れて休日出かけたいけれど、
遠出するには厳しい時期。

そんな時に、家の前の道を神輿をかついだ子ども達が通るのを
たまたま目にした。
神輿のうしろを小さな子供達が楽しそうについて回っている。

我が家もあれに便乗したい、と思ったけれど、
あの神輿は一体どこで、誰がかついでいるのか、
ネットで検索しても、近所の掲示板を見ても、
全く、何の情報もなかった。

その後も、夏~秋にかけて毎週のように近所の神社で
お祭りのようなものが開かれているのだが、
楽しげな音だけ聞こえてきて、どこでやってるのかさっぱり分からない。

その時、Facebookなどで遠くの友だちの近況は知れるようになったし、
大きなイベントの情報はネットで調べやすくなったけど、
自分が住んでいる地域の半径1キロ圏内の情報や、
近隣住民とのつながりは、
ネットでは手に入らないことを身に染みたのである。

だから、「ためまっぷ」を知った時、
こういうのが欲しかった~~!と思って、
クラウドファンディングを通じて寄付させて頂いた。

それから、「ためまっぷ」が開催するお花見に参加させて頂いたり、
話し合いにもちょこちょこ顔を出させて頂いたりした。

想いを持って、着実に行動を積み重ねていくことの大切さ


代表の清水さんは、ずっと
「地域の人たちが、あたたかくつながれる社会をつくる」
と言っていたし、「ためまっぷ」を全国に広げるんだ、と話されていた。
まだサービス自体もリリースしていなかった頃から。

あの頃、東京は遠く見えた。
広島の小さな町で実行していくことさえ、壁が沢山立ちはだかっているように思えた。

私は、主人の転勤で2017年に広島を去ったけれど、
その後も「ためまっぷ」はずっと躍進を続け、
今では、東京の千代田区でも、神戸市長田区でも展開している。

清水さんたちが、着実に行動を積み重ねてきた日々を想像すると、
感無量だった。
本当にすごい、尊敬する。
こんな喜び、クラウンドファンディングの醍醐味だ。

やめなければ何とかなる

先日、ETIC.の起業家支援の現場で、
「やめなければ何とかなる」という話を耳にした。

私は、部署が違うので、起業家支援には携わっていないのだけど、
清水さんたちを通じて、
その言葉の重みが、とてもよく分かると思った。

「やめなければ何とかなる」
起業家も成長するし、応援してくれる人も増えるし、
状況も変わるかもしれないし。
でもさ、やめないで続けるって、めっちゃくちゃ大変だ!!!

実際に事業を回す、あの覚悟は計り知れないと思う。
だからこそ、心底リスペクトする。

自分の仕事の向こうに存在する、
清水さんのような起業家の皆さんを想像しながら、
今日一日、一日を、私も着実に積み兼ねたいです。

今日も、がんばろ!


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