人の可能性に焦点をあてる

「まだ28でしょ？ここから何にでもなれるよ」

昔、そう言われたことをふと思い出しました。
今から10年前のこと。

「もうアラサーだよ」だの「三十路突入」だの、
誕生日が来て１つ年をとるたびに、
友だちとやいのやいの騒いでいたあの頃、
20代の終わりは急激に自分の可能性が縮んで見えました。

今振り返れば、「本当、何にでもなれるよ」なのにね。
当時の写真見ると、「わっか！」とシミしわが明らかに少ない
お肌に驚愕します、我ながら。何が三十路じゃ。

人は往々にして、
自分の持っていないものが眩しく見えるのだな、と思う。

他人（昔の自分含む）のことは、「まだ28だよ」って思えても、
渦中にいる自分のことは、
「アレも足りない、コレも足りない、もう28だよ、どうしよう」
になりがちです。

不足を埋める何かが解決策なこともあるけれど、
意外と自分が積み重ねてきた経験の棚卸ろしや、
可能性をちゃんと認識するなど（無意味に焦らない）、
すでに自分にあるものを見つめる事の中に、
地に足が着いて歩き出せるヒントが、隠れているような気がしています。

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