2020年の振り返りとお礼

プロアマ野球研究所(https://note.com/pabb_lab)では基本的に毎日記事を更新していますが、西尾典文個人のnoteも不定期ながら書いていきたいと思います。

自己紹介

初めての投稿ということで簡単に自己紹介を。

野球の分野でライター、ジャーナリストとして活動しています。この仕事に就くきっかけとなったのは大学院生時代に、野球小僧(現在の野球太郎の前身)という雑誌に有望なアマチュア選手の情報を読者から募るコーナーに投書したこと。詳細はまた機会があれば書こうと思いますが、少しずつ原稿を任されるようになり、徐々に他の媒体からもお話しをいただくようになりました。2005年からは「アマチュア野球」(日刊スポーツ出版社)で一番多く書かせていただいたと思います。

ただ、書く仕事だけで生活できるほど稼げるわけでもなく、大学院を修了する時にはいわゆる普通の就職活動を行い、IT企業の株式会社LIFULL(https://lifull.com/当時は株式会社ネクスト)に入社。現在は約1500人もの従業員がいるようですが、当時は50人程度のベンチャーで、社長面接の時に野球の仕事も続けていいか?と聞いたところ「いいんじゃない」という承諾をもらい、2004年4月から2020年4月までの約16年間は会社員として働くかたわら、スポーツライター業も並行して行うという日々でした。ちなみに当時の就業規則には副業禁止となっていましたが、数年前に副業も解禁されています。

平日は会社勤めをしているわけですから当然色々と制限はあります。有休も含めた休みはほぼ野球の仕事に費やしており、原稿が立て込んでいる時期はほぼ寝ずに出社していたこともあります。ただ会社の仕事を疎かにしていてはとりたい時に有休がとりづらくなりますから、そのあたりはきっちりやっていました。入社してから11年間は会社の基幹事業にかかわっていましたが、その後は新規事業を提案してスポーツ(主に野球)事業の立ち上げもやらせてもらい、その時の繋がりは今も生かされています。

フリーランスの道へ

立ち上げたサービスは結局約2年でクローズとなり、その後はジョイントベンチャーでまた違う事業にかかわっていましたが、2019年に40歳になったこともあって退職を決意。2020年5月からは完全にフリーランスとして活動しています。

フリーランスとなった途端に緊急事態宣言が発令され、思うように仕事ができない時期もありましたが、2020年を改めて振り返ってみると新しい仕事の機会も多くいただき、充実した一年だったと思います。

昨年、親しくしていただいている編集者の方と一緒にプロアマ野球研究所を立ち上げましたが、そのことが新しい媒体に出稿させていただくきっかけにもなりました。ドラフト情報を発信しているという立場ではある程度の認知度も得られたかなという手応えもあります。これは自分のメインとなるフィールドですので、形は変わるかもしれませんが死ぬまで発信は続けていくと思います。

二足の草鞋で良かったこと

結局野球の仕事だけで生活していくまでにかなりの年月がかかりましたが、会社員としても働いた経験は間違いなくプラスになったと思っています。一般的な社会人としての知識、経験はもちろんですが、最新の技術や情報をキャッチアップすることの重要さを学びました。また、既存の組織の中で働くだけでなく、新規事業、子会社を立ち上げて代表取締役も経験させていただいたことで「事業」としてあらゆるものをとらえられるようになったことも大きいかなと思います。これは学生からそのままスポーツライターになっていたら確実に得られないものでした。

このまま二足の草鞋を続けていくという選択肢もありましたが、残りの人生を考えた時に、やはり本当に自分が好きな分野で勝負したいという気持ちが強くなりました。何の保証もない不安定な立場になりましたが、それでも毎日好きなことに関われていることは本当に幸せだと思っています。またそれを快諾してくれた妻には感謝しかありません。

とりとめのない文章になってしまいましたが、2020年は本当に一歩踏み出して良かったと思える年でした。フリーランスとして独立したことでまた新たなつながりもできて、日々刺激を受けながら仕事をすることができています。

改めてかかわっていただいた全ての方、ありがとうございました。2021年もこれまで以上に精力的に活動していきたいと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。

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