西尾典文

スポーツライターの西尾典文です。主に野球をテーマに一般媒体(Aera dot・デイリー…

西尾典文

スポーツライターの西尾典文です。主に野球をテーマに一般媒体(Aera dot・デイリー新潮など)から専門媒体(スポーツナビ・BASEBALL KINGなど)まで幅広く寄稿。 プロアマ野球研究所(https://note.com/pabb_lab)でも毎日記事を配信しています。

最近の記事

寄稿記事まとめ(2021年3月14日~3月20日)

19日から選抜高校野球も開幕。しばらく甲子園通いの日々です。残念ながら今日は雨で中止となりましたが、初日から好カードが多く、見どころの多い大会となっています。社会人野球も春季大会が行われている地区があり、大学野球の開幕も迫ってきました。そして今週はプロ野球も開幕。昨年は4月から6月中旬まで全く試合がなかった時期があっただけに、いつも以上にワクワクする球春になっています。 Aera dot:3本https://dot.asahi.com/dot/2021031400015.h

    • 寄稿記事まとめ(2021年3月7日~3月13日)

      今週はアマチュア野球の開幕を告げる社会人野球の「東京スポニチ大会」が9日から12日まで行われました。連日取材で球場に通いましたが、最注目の広畑敦也投手(三菱自動車倉敷オーシャンズ)はリリーフで見事な投球を見せてチームを優勝に導き、自身もMVPを受賞。目に付いた選手については後日レポートを公開予定ですのでぜひご覧ください。 Aera dot:3本 https://dot.asahi.com/dot/2021030900004.html https://dot.asahi.c

      • 学ぶことをやめる時はコーチを辞める時

        仕事柄、ありがたいことに一流の選手、指導者の方にお話を伺う機会がありますが、個人的に強く印象に残っているのが3年前に取材させていただいたアスレティックトレーナーの立花龍司さんです。立花さんは近鉄、ロッテ、ニューヨークメッツ、楽天といったプロ球団、また社会人野球や育成年代の指導にも携わってきたこの分野の第一人者であり、現在は「タチリュウコンディショニングジム」の運営をプロデュースしながら、野球の普及活動にもかかわっていらっしゃいます。 取材は指導者向けのお話しがメインだったの

        • 寄稿記事まとめ(2021年2月28日~3月6日)

          3月に入り、プロ野球のオープン戦も開幕。3月6日は高校野球の対外試合解禁日ということで選抜に出場するチームを中心に多くの練習試合もニュースになっています。毎年この時期はやはりワクワクしますね。より多くアウトプットできるように、本格的に現場へ行く機会も増やしていきたいと思います。 Aera dot:1本 デイリー新潮:1本 ベースボールキング:2本 ベースボールキング『みんなのドラフト』(YouTube) Yahoo!ニュースvoice

        寄稿記事まとめ(2021年3月14日~3月20日)

          寄稿記事まとめ(2021年2月21日~27日)

          先週は2月23日に選抜高校野球の抽選会がありました。例年よりかなり早い時期に史上初となるリモートで行われましたが、開幕までの残り1カ月で選抜関連のニュースも多くなると思います。まずは無事に開幕されることを願いたいですね。 Aera dot:1本 https://dot.asahi.com/dot/2021021900023.html デイリー新潮:4本 https://www.dailyshincho.jp/article/2021/02231101/ https://

          寄稿記事まとめ(2021年2月21日~27日)

          ドラフト会議というコンテンツの価値

          自分は野球の中でもアマチュア野球に関する記事を書くことが最も多いですが、その中でも一番のイベントはやはりドラフト会議になります。2017年からはスカイAのドラフト中継でこの分野で第一人者と言える小関順二さんと一緒に解説もさせていただいています。 小関さんとお知り合いになったのは2002年、自分がまだ大学院生だった時に神宮球場でお見掛けして声をかけたのが最初だったと思います。その後、あちこちの球場でバッタリ顔を合わせることが増え、色々な話をする中でお仕事も一緒にさせてもらうよ

          ドラフト会議というコンテンツの価値

          寄稿記事まとめ(2021年2月14日~20日)

          2月も後半に入りました。プロ野球のキャンプも実戦形式が多い時期ですが、今年はコロナ禍の影響で新外国人の来日の目途が立たず、プレーぶりが確認できるのはオープン戦後半になりそうです。アマチュア野球もオープン戦の情報が少しずつ入ってくるようになりましたね。 Aera dot:1本https://dot.asahi.com/dot/2021021700079.html デイリー新潮:3本https://www.dailyshincho.jp/article/2021/021405

          寄稿記事まとめ(2021年2月14日~20日)

          昔の選手は凄かったとは思えない理由

          お決まりのフレーズ 最近の若い奴は… 年配の人が若者に対して嘆く時の代表的なフレーズです。しかしこの言葉は古代ギリシアの哲学者であるプラトンの残した書物にも記載があると言われており、日本でも平安時代から記録が残っているそうです。言ってしまえばどの時代でも若者に対して不満を持つ年配者が必ずいることの証であり、今後もこのような発言がなくなることはないでしょう。 そしてこの言葉はスポーツ界、野球界でも頻繁に使われることが多いです。プロ野球はキャンプ真っ盛りのシーズンですが、最近

          昔の選手は凄かったとは思えない理由

          2021年2月前半公開記事まとめ

          各種媒体に出稿した自分の記事をアーカイブ的にまとめておくのにnoteを活用することにしました。2021年も2月の半分まで終わりましたので、とりあえず1月前半、1月後半、2月前半の3回に分けてアップします。今後はウィークリーで更新していきたいと思います。 Aera dot:4本 https://dot.asahi.com/dot/2021020100065.html https://dot.asahi.com/dot/2021020400079.html https://

          2021年2月前半公開記事まとめ

          2021年1月後半公開記事まとめ

          各種媒体に出稿した自分の記事をアーカイブ的にまとめておくのにnoteを活用することにしました。2021年も2月の半分まで終わりましたので、とりあえず1月前半、1月後半、2月前半の3回に分けてアップします。今後はウィークリーで更新していきたいと思います。 Aera dot:3本 https://dot.asahi.com/dot/2021012000003.html https://dot.asahi.com/dot/2021012600004.html https://

          2021年1月後半公開記事まとめ

          2021年1月前半公開記事まとめ

          各種媒体に出稿した自分の記事をアーカイブ的にまとめておくのにnoteを活用することにしました。2021年も2月の半分まで終わりましたので、とりあえず1月前半、1月後半、2月前半の3回に分けてアップします。今後はウィークリーで更新していきたいと思います。 Aera dot:6本 https://dot.asahi.com/dot/2021010500057.html https://dot.asahi.com/dot/2021010500058.html https://

          2021年1月前半公開記事まとめ

          今流行り(?)の野球とバイオメカニクスの話

          プロ野球の世界にもバイオメカニクスというワードが 先日、日刊スポーツにDeNAベイスターズでバイオメカニクスが浸透しているという記事がアップされていました。 https://www.nikkansports.com/baseball/column/bankisha/news/202102060000022.html 自分も大学院での専攻はバイオメカニクスで、修士論文は野球のバッティングついてがテーマでしたので、馴染みのある領域ではあります。ただ、勉強していたのは修士の2年

          今流行り(?)の野球とバイオメカニクスの話

          野球界の理不尽な上下関係と進路選択について思うこと

          先日、花咲徳栄の元主将の千丸剛被告の強盗致傷事件についての裁判が大きな話題となりました。 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202101270000739.html 特に反響が大きかったのが駒沢大学野球部の暴力的な体質について。あくまで千丸被告の言い分だけですので全てが事実かは分かりませんが、駒沢大学に限らず理不尽な暴力がまだ存在していると考える方が妥当かと思います。自分がやり取りしている野球関係者のグループ

          野球界の理不尽な上下関係と進路選択について思うこと

          野球の試合を見る時のポイント

          前回は試合の記録をつける時のノートについて書きましたが、どんなデータを取っているかが中心だったので、今回はどんなポイントでプレーを見ているかについて書きたいと思います。 ただ全ポジションについて事細かく触れていくとかなり長くなるので、まずは大まかなポイントについてまとめました。 ・試合前から人とは違う選手に注目する 同じ日に複数の球場を回るケースではできないこともありますが、基本的には試合前の練習からなるべく見るようにしています。アマチュア野球の多くのケースはキャッチボー

          野球の試合を見る時のポイント

          スコアブックではなくノートを使う理由

          野球経験者でもスコアブックの書き方を知らない、意外とそんな人は多いのではないでしょうか。かく言う私もそうでした。 スコアを書けるようになったのは大学時代。高校野球の地方大会でNHKから野球部に毎年スコアをつけるアルバイトを依頼されていたことがきっかけでした。このアルバイト、涼しい本部席でスコアを書いて、試合後にFAXを送るという単純なもの。公式スコアも一緒に送っていたので正直わざわざアルバイトがスコアを書く必要はあるのか?と思っていたのですが、野球を見るのが苦では無ければ非

          スコアブックではなくノートを使う理由

          私が記事を書く意義と目的(その2)

          前回の記事では現在のスポーツライターという仕事に就くことになったきっかけ、書き続ける中で自分なりに考えた意義と目的について書きました。 今回は書ききれなかった部分について更に触れたいと思います。 これは前回のお話しのように何か明確なきっかけがあったわけではなく、自分の人生の中で最も影響を与えられた「野球」についてシンプルにより多くの人に楽しんでもらいたいという思いがあります。 自分は7歳から22歳まで15年間プレーヤーとして野球にかかわり、その後も野球が常に生活の中心に

          私が記事を書く意義と目的(その2)