ジャズフルートレッスン〜ブルーノートスケール〜
前回は5音階のぺンタトニックスケールについて書きました。
こちら
↓
では、よく使われるマイナーペンタトニックについてです。
このスケールにもう1音を加えてみます。
第5音にフラットをつけて ♭5を入れます。
そうすると、
例えば、キーがAマイナー としたら
まず、Aマイナーのペンタトニックを作ります。
ラ ド レ ミ ソ
がスケールです。 2と6番目を抜きますから。
この中で、ド の音は音の隔たり(音程)は短3度つまり♭3、
ソ の音の隔たり(音程)は短7度つまり♭7度となります。
これがブルーノートという音の名称です。
しかし、これでは5音階のペンタトニックスケールのままです。
実は、これにもう1音ブルーノートがあるのです。
それが、♭5 という音。音の隔たりは減5度です。
(5度は、完全5度のために長短を取りません。よって、音の隔たりが狭くなると減になります。)
結果、
♭3、♭5、♭7 の音をスケール上で使うことでブルーノートスケール(ブルーススケールとも言います)ができあがります。
ラドレ ♭ミ ♮ミ ソラ
です。
12小節からなるブルースの曲ではこちのスケールを使うとカッコいい!
ちなみに
ネットから引用すると
↓
19世紀中頃、白人の奴隷としてアフリカから連れてこられた黒人たちに「ドレミ…」の西洋音階を教えたところ、ヨーロッパ音楽には耳慣れない妙な音程で歌いだした。 その音がどことなく物悲しい雰囲気を帯びていたため、ブルースの語源であり「憂うつ」を意味する「ブルー」の名称で呼ばれ定着したとされる。
ようです。
このブルーノートスケール、他のキーでも作って雰囲気を試してみてください。
西洋音階にない少し物悲しい感じになるでしょう。
この土着的なスケールが、ちょっとクールな感じとなり演奏にも違いができるかもしれません。
前回のペンタトニックスケールと今回のブルーノートスケールは、ブルースの曲だけではなく他にも使えるのでいつか
では、どんな時に使えるの?
についても書いてみるつもりです。
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