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「プレーエリア確保」とかそんな感じの話①
プレーエリアの確保(GKのプレー範囲の確保)について少し書いていく。noteを全然更新してない挙句、Twitterではハイライト的なツイートをしすぎている感が否めないので、ここで一つまとまった話をしておきたいのだ。
「スモールフィールドでのGK技術」の話をしてから約1ヶ月経つが、できればもっと早くやりたかった「プレーエリア確保」の話。「スモールフィールド〜」以降、日本のサッカー界における重大な事件があって、僕も混乱していたので、なかなか秩序立ったツイートができなかったのだ。
言い訳は置いとくとしても、なかなか素材を集められなかったのもあるので、今回はテーマに関連するツイートをひとつひとつ紹介しながら最後にまとめる方式を取りたい。
本題に入っていこう。
ツイートしたように、フィールドプレーヤーとの信頼関係構築は、GKのプレーエリア確保にとって重要だ。そのことを示した対照的な2つのシーンを取り上げたい。
鍵となるのは「DFがどこまで守備をすれば良いかの境界線を作る」ことだ。ひとつ目のシーンでは「わざわざマウリシオが西川と川又の間にまで来て」「ゴールを守ろうとしている」。マウリシオは実際、阿部のカバーをするために来たのかもしれないが、状況を見て欲しい。後方からとはいえ、阿部が川又を追っており、そこに西川を含めればすでに2対1の数的優位である。さらにいえば、川又はゴールに向かってはいなかった。なので西川のプレーエリアに入ってまでマウリシオがカバーする必要があったのか、疑問だ。
一方で、磐田の新里は明確な仕事分担をし、役割を全うした。ツイートを見ていただけるとわかるが、「ニアはカミック、ファーは新里」という明確な役割分担ができている(当たり前といえば当たり前のプレーではあるが)。
続いて外の世界に目を向けてみる。まずはルイ・パトリシオ(ポルトガル代表のイケメン)のプレー。
特にひとつ目のプレー、戻って来たDFの選手に注目して欲しい。ボールホルダーに対して闇雲にプレスに行かず、ここでも役割分担がなされている。「ゴールに向かうボールはGK、マイナスの折り返しはDF」という分担によってそれぞれの役割を明確にし、その中でそれぞれ役割を全うしている。当たり前のグループ戦術なのである。
このシーンも、すでにボール保持者に対応しているテアシュテーゲンを「信頼して」ピケはゴールカバーに行った。信頼関係が重要なのである。
続く
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