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JK娘と鴨川で合流する奇跡〜娯楽が無限にある時代に〜

娯楽が無限にある時代。
個性も無限にある中で、娯楽×個性の解が偶然同じところに辿り着くのは奇跡だ。
しかし、その奇跡は起きた。JKの娘と偶然同じ娯楽に辿り着いたのだ。それも全く別のルートで。

僕は「万城目学」の小説のファンだった。
過去形なのは最近の新作は読んでいないから。
彼の書籍も数年前、引越し時の大処分で1冊を残して売ってしまった。

娘は漫才師「男性ブランコ」が推しだった。
男性ブランコのひとりが役者として出演している舞台を観に行った。
その舞台のタイトルは「鴨川ホルモー、ワンスモア」。

娘から舞台のタイトルを聞いて驚いた。
それこそが僕が唯一残している万城目学の小説「鴨川ホルモー」だったから。
娘は僕の本棚の隅にあった小さい文庫本の背表紙にまったく気づいてはいなかった。

まったく別々のルートで「鴨川ホルモー」にたどりついたのだ。
鴨川ホルモーは新人賞を獲った小説で、刊行当時は結構話題になっていた。
僕もその話題に乗って読んだクチ。

でも刊行された18年前はJK娘の生まれる一年前。
その舞台は面白かったらしく、娘も小説を読むという。
私は鴨川ホルモーの舞台となった京都出身です。

小説で描かれた(たぶん舞台でも)ロケーションはよく知っている場所。
娘も小さい時に行ったことある場所があるんですが、覚えていないんだとか。
娘と聖地巡礼をする時、それは起きるかもしれません。

この記事はちょっと万城目学の作品の文体を意識して書いてみました。
万城目学の小説は平々凡々な日常から摩訶不思議な世界に連れて行かれる。
18年の時を隔てて娘と娯楽が合流したことに喜ぶキモい素直なパパでした。


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