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怪獣とロボットの殴り合いなのに感動するパシフィック・リム

全ての日本人に見てほしい映画だ。
今さらパシフィック・リムかよって、わかってる人なら言うだろう。
怪獣やロボットが好きで、特撮とSFが好きで、アニメと映画が好きな人ならば当然。だって絶対に見ているはずだもの。

パシフィック・リムは巨大怪獣と巨大ロボットが殴り合いをする映画だ。それもハリウッドの超大作だ。
それなのに怪獣が怪獣なのだ。どういう意味か。怪獣は英語では”monster”だ。
しかし、パイフィックリムの映画の中では”monster”じゃなくって”kaiju”と呼称される。

登場する怪獣たちもアメリカ映画によくある、巨大な動物ではない。
ゴジラやウルトラマンに登場するような、どこから見ても『怪獣』の姿をしている。
さらに、登場する巨大ロボットの設定だ。巨大ロボットの頭部にパイロットが乗る。

しかも最初は頭部が離れていて、乗り込んでからわざわざ合体する。これはマジンガーZだ。
その上、パイロットの脳波でシンクロして動くのだ。説明いらないだろうけれど、これはエヴァンゲリオンだ。
それだけじゃない。

これにもう一工夫しているからパシフィック・リムはパシフィック・リムになっている。
この最後の工夫が重要なのだ。これがマジンガーZでもなくエヴァンゲリオンでもないドラマを産む。
繰り返すけれど、怪獣とロボットが殴り合いをする映画だ。言っちゃあなんだけれど、アホらしいといえばアホらしい特撮映画だ。

それなのにリアルであり、感動を生むドラマになっているからおすすめするのです。
その理由は操縦方法の最後の一工夫と、とてつもなく重量感がある映像。
そして8歳当時の芦田愛菜がいい演技をしていること。


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