見出し画像

熟年パパになってからが面白いダイ・ハード4.0

ダイ・ハードは3までが面白い、4以降は観なくていいと言っている人がいた。
そして周りの知り合いが誰もダイ・ハード4.0を観ていなかった。
だからダイ・ハード4.0の魅力を書く。
 
ダイ・ハード4.0はめっちゃ面白いんだぞ。まずは事件の規模。
1の事件の舞台はビル一棟、それが2では空港一つになり、3でニューヨーク市全体に拡大する。
そして4.0の事件はアメリカ全土を巻き込んだサイバーテロだ。
 
2024年時点から振り返るとちょっと懐かしい感じのする2006年のサイバーテロ表現。
国のインフラを制御するシステムがハッキングを受けてアメリカが麻痺をする。
どんどんデカくなる舞台。
 
次に面白いのは主人公ジョン・マクレーンの相棒たち。
これまでの事件にも相棒敵人物が登場したんだけれど、これまではマクレーンと対等な立場の大人だった。
4.0ではその相棒が子ども世代になる。
 
ひとりはハッカーの男性。もうひとりは実の娘。
マクレーンは息子世代の若いハッカーの言動が理解できない。
ハッカーはマクレーンが理解できない。
 
実の娘は思春期。
ほとんどの父娘がそうであるように娘と父とはコミュニケーションがうまくいかない。
この3人が事件に巻き込まれ、その関係がどう変化していくのか…
 
僕にとってダイ・ハード4.0の主題はこの親子(疑似親子)関係の変化だ。
マクレーンはハッカーと行動を共にする中で疑似父息子的な関係を結ぶ。
僕に息子はいないけれど、知り合いの息子や甥っ子との疑似父息子的関係はちょっとわかる。
 
そして思春期娘との関係はまさに現在の僕と娘たちの関係だ。
映画はこれぞダイ・ハード!って感じのマクレーン的無茶により大団円を迎える。
一般熟年パパにはできない無茶を疑似体験できる映画がダイ・ハード4.0だ。

スキ「♡」をありがとうございます! 「サポート」はささやかな幸せに使わせてもらいます♪