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デジタルと現実の両方を体験した子どもは

2021年公開の映画『フリー・ガイ』。
デジタルゲームの中が舞台で、主人公はゲームのモブキャラという設定が最先端だ。
モブキャラを最近のゲームしていない大人に説明するならばドラクエの村人のこと。

複数のプレイヤーが同じ世界に入ってプレイをするバトルロワイヤル形式のオンラインゲーム。
モブキャラはそのゲームの世界の背景であり、「やられ役」でもある。
という僕自身もゲームは全然しないので、実感はしていない知識だけのことだけれど。

でもこの映画を見ると、コロナ禍が始まった2020年以降の子どもたちが「住んでいる」デジタルゲームの世界がゲームを知らない大人でも実感できる。
「これはそりゃあ面白いやろうなぁ!」と。
映画のクライマックスは殺伐としたバトルロワイヤルの世界が平和な世界に変わるところ。

そりゃあ主人公のモブキャラにとってはいつやられるかわからない、バトルロワイヤルの世界よりも平和な世界の方がいいだろう。
平和なゲームの世界、それもオンラインのということで、すぐに連想したのが「あつまれどうぶつの森」だ。
オンラインゲームなのだけれども、特に目的がなくって好きなことをしていていいというのが、バトルロワイヤル系ゲームと違うところ。

僕は「あつ森」もやったことはないけれど、子どもたちが遊んでいるのをみていたことはある。
とっても平和に自由気ままに遊んでいた。
デジタル、オンラインゲーム、そして話題のメタバースは本当に世界と言ってもいいくらいの広がりがあるようだ。

広がりとは面積という意味だけじゃない。行動の面でも広がりがある。
子どもたちは「あつ森」の世界だけで満足できるくらいたくさんの種類の遊びができてしまうのだ。
それでも、と思う。

だからこそ、現実の世界で遊ぶことが大事。
現実の世界で走り回る、魚釣りをする。
そこまでいかなくても、本物の積み木やブロックで遊ぶ。

それらには(今はまだ)デジタルにはない、触感や匂いや空気の動きがある。
現実を知った上でデジタルの世界も知っている。(逆でもいいかもしれない)
両方を知っている子どもはきっとニュータイプになる。
(ニュータイプとは機動戦士ガンダムで提唱された進化した人類のこと)

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そんな話を17分くらいからしているPTA講演会の動画サンプルです。


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