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「◯んだはずのキャラが生きてた」パターンにガッカリするファンもいる

映画スターウォーズシリーズおよびドラマ『ボバ・フェット』のネタバレが含まれていますが、気にならない方は読んでください。

読んでくださっている方はご自分の好きな漫画、アニメ、ドラマ、映画にあてはめてくださいませ。
僕は自分が好きなスターウォーズを例に書きます。

「死んだはずのボバ・フェットが生きていた!」

というのがスターウォーズの最新ドラマ、『ボバ・フェット』の始まりです。
ボバ・フェットが最初に映画『スターウォーズ:帝国の逆襲』に登場した時は悪役でした。
その佇まいや行動がクールで有能だったので、大人気の悪役になりました。

ところがその続編『スターウォーズ:ジェダイの帰還』で大人気の悪役ボバ・フェットはあっけなく◯んでしまいます。
しかもドジで無様な◯に様でした。
当時、多くのファンが失望したと言います。

でも僕はそれでいいと思っていました。
悪人はあっさりと格好悪く◯ぬ。
それがスターウォーズの哲学で、いくら人気が出ても悪人はあっさりと◯なせたんだと、納得していました。

ところが、ボバは生きているという噂はボバが退場した映画から38年間、ファンの間で途切れることがありませんでした。
噂だけじゃなくときには公式に生きていると発表されたり、それがまた否定されたり。
で、今回のドラマ化で「やっぱり生きていた」ことが公式に認められたわけです。

『ボバ・フェット』のドラマは大変面白かったです。
面白かったのですが、ここで書きたいのは「◯んだはずのキャラが生きていた」パターンはそれに納得していた過去の自分をがっかりさせるということです。
そして、漫画アニメドラマ映画で、人気になってシリーズの長いものほど、このパターンが繰り返される。

もちろん、人気があってシリーズが続くからこのパターンが出てくるのです。
そしてそのキャラが生きていたことで喜ぶファンがいらっしゃることもよくわかる。
だけれども、過去の自分ががっかりするということも確かなのです。

だから僕は「◯んだはずのキャラが生きてた」パターンは好みません。
たとえそのキャラのファンでも関係ない。
むしろそのキャラが好きだった場合の方が、僕はガッカリする。

かつてそのキャラを看取ってお別れした自分を返せ。

その点、今回の『ボバ・フェット』については僕はそれほど思い入れがなかったので、素直にドラマを楽しめました。
あ、ボバファンの方、ごめんなさい。


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