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人生に効く!スターウォーズ

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〜それでも、スターウォーズになんか興味ないよ。というあなたへ〜 ひとつの映画を長く観続けることで、見方が深くなります。 見方が深くなれば、深い知見が得られ、人生が豊かになります…
2020年9月現在、13本26000文字の記事があります。スターウォーズの面白さというよりも映画の…
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2 スターウォーズは遊びに効く

モンスターチェスをやってみたい。最初のスター・ウォーズ『エピソード4・新たなる希望』はのどかな映画だ。正確には波瀾万丈のストーリーの中にのどかな場面を紛れ込ませている。それが緊張と緩和のリズムを作り、スター・ウォーズを安心して楽しめる映画にしている。

3 スターウォーズはファッションに効く

シンプルな柔道着のような服の上に丈の長いローブを羽織りフードを被る。スター・ウォーズに出てくる代表的なファッションの一つ。共和国を守護するジェダイ騎士団の衣装だ。しかしこれは元々ジェダイのためにデザインされたものではなかった。

5 スターウォーズは恋愛に効く

有名な映画評論家O氏は言った。「ルーカスは恋愛がわかっていないのよ」僕は激怒した。O氏はジョージ・ルーカスをわかっていない。ルーカスが企んだスターウォーズの壮大な仕掛けをわかっていないのだ。

7 スターウォーズはビジネスに効く

あの子もスター・ウォーズ、あの子も、あの子もスター・ウォーズ! 僕は感動していた。シリーズ10年ぶりの新作映画『エピソード7・フォースの覚醒』が公開され大ヒットした翌年、スター・ウォーズが盛り上がっていた時期だ。僕はPTA会長として毎朝校門で子どもたちに「おはよう」の挨拶をしていた。仕事に直行する日はそれなりの服装だけど、週2回くらいの仕事に直行しない日はたいがいスター・ウォーズ関係の服を着ていた。春秋はストームトルーパーのパーカー、夏はヨーダやドロイドのTシャツ、冬はダース

8 スターウォーズは友情に効く

誰にも期待されていなかったスターウォーズの1作目。大ヒットするなんてことを監督のジョージ・ルーカスを含めて予想している人はいなかった。映画関係者が集まる試写での評判も最悪。でもただひとりだけスターウォーズの試写を観た直後に「これはヒットするよ」とルーカスに声をかけた男がいた。その男の名前はスティーブン・スピルバーグ。学生時代のルーカスの短編フィルムを観て「自分よりも天才がいる!」と驚愕したスピルバーグ。天才は天才を知るというのはこのことだろう。

9 スターウォーズは上司に効く

スター・ウォーズの世界には、善の存在、正義の味方として描かれている集団がある。それがジェダイ騎士団だ。彼らは銀河系で民主主義を体現する銀河共和国のために働く。そのなかで上司にあたるのがジェダイマスターと呼ばれる師匠のジェダイたちだ。彼らは共和国の安寧を守るために東奔西走もするし、後進の育成もする。弟子は師匠について行動を共にするうちにジェダイの奥義や目的を学び、立派な騎士になる。しかし、ジェダイ騎士団、そしてその中で上司にあたるジェダイマスターたちが本当に善なる集団なのか、僕

10 スターウォーズは生涯学習に効く

人生の最晩年、老衰間際の2年間で大きく成長した人物がいる。その名はヨーダ。緑色の小さなおじいちゃんだ。彼は880歳から900歳の20年で大きく成長した。人間で言うと平均寿命を遙かに超えた超高齢者になってからの2年でだ。ヨーダは共和国を守護する誉れ高き騎士団の長だった。手を触れずに物を動かしたり、人を操ったり、未来を予言できる超自然的な力をあやつり、銀河の平和を守っていた……はずだった。しかしヨーダは失敗する。悪の陰謀によってズルズルと戦争に引き込まれ、その結果大敗した。騎士団