見出し画像

地域固有言語(方言)による地域広葉樹材の新しい流通を! オンラインセミナー 1月19日17時より

セミナーシリーズ「続・広葉樹は雑木ではない」、1月12日に飛騨の中谷和司さんによる「広葉樹の森づくり」の話で幕が開けました。価値の高い広葉樹の森づくりを目指す飛騨市の現場からの報告によって、多様な広葉樹は「雑木」なんかではないことが、感じていただけたと思います。2回目は1月18日に、福島と北海道から広葉樹の苗木生産(https://koyoju2-2.peatix.com/view)、そして3回目は1月19日に再び飛騨に戻り、地域広葉樹材の流通の話しです。

1月19日 17:00-19:00
「地域産広葉樹を活かす“vernacular”な木材流通とそのなかで川中が果たすハブ機能としての役割」
及川幹さん
https://koyoju2-3.peatix.com/view

及川さんは、飛騨地域で広葉樹活用コンシェルジュ(案内人)として活躍されています。飛騨市の広葉樹林と木材加工・販売部門をつなぐコーディネーターです。多様で個性豊かな広葉樹は、規格標準化や大量生産するにはデメリットとなる原料です。及川さんは、地域の行政や業者の方々と一緒に、需要と供給のマッチングを通し、その多様な広葉樹材のデメリットをメリットに変える新しい木材流通の仕組み作りに取り組んでいます。「Vernacular (地域固有言語=方言)」の木材流通です。

山と里と街、川上と川中と川下が、地域固有言語でつながることで、山(森林業)にも里(木材加工)にも街(商品の利用者)にも、付加価値が生まれます。セミナーシリーズ1回目の中谷さんの話では、普通だったらチップとして売ってしまうようなひび割れがある材、曲がった材、二股に分かれた材が、材を加工し利用する川中や川下の人たちと、原木を見ながらら会話すると、「逆にこの部分が欲しいのさ」「この模様、この色が逆にいい」「曲がっていても、工夫すれば使えるよ」という商談が生まれているようです。山側が5000円でパルプ材として売ろう、それしか使い道がないと思っていたものに、2万円や3万円といった価値がつけられる、という地域森林木材クラスターを活性化させるソリューションです。

効率的な量産を前提にした規格化、標準化という「標準語」の文化の普及によってダメージを受け、隅に追いやられ続けたものを、多様性を受け入れて、それを楽しみながら活用する「地域固有言語(方言)」の文化によってルネッサンス(復興)させる。

木材業界以外の方々でも、「標準語」の文化に押されながらも、解決策を探している方々、すでに「地域固有言語(方言)」の文化によって活路を見出されている方々、単に「方言」に親しみを感じるという方々、誰でもお気軽に参加していただければ嬉しいです。

1月19日 17:00-19:00
「地域産広葉樹を活かす“vernacular”な木材流通とそのなかで川中が果たすハブ機能としての役割」
及川幹さん
https://koyoju2-3.peatix.com/view

当日、ライブで視聴できない方でも、申込者には、5日間の期間限定にて、レクチャー部分のオンデマンド録画視聴を提供していますので、後日時間のあるときに、ゆっくり視聴したいという方も是非に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?