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2023年に見た夢の記録


12月5日:料理屋で父を罵る

存命の父、亡き母、亡き弟と日本料理店にいる。その店は流行っていて、店内は混雑している。仲居の数は僅かで、メニューを受け取ったあとは、なかなか注文出来ない。しかし父は、巧い具合に仲居を呼び止め、自分が食べたい物だけを注文し、ビールを飲んでいる。
他の家族は、まだなにも注文していない。
母が、早く注文して食べないと、お父さんは酔ってしまう。それでもお父さんしか運転する人がいないから、危ないので酔わないうちに食事を済ませましょう、と言う。
私だってビールくらいは飲みたい。
しかし父は家族に構わず、自分の分だけ追加注文している。
堪忍袋の緒が切れ、父をあらん限りの語彙で罵倒する。


9月10日:ジェネシスのヴォーカリストになる

長くて細い部屋の中央に、低いステージがある。そこでジェネシスがリハーサルをしている。客席はなく、ギャラリーは立って見ている。
元メンバーで残っているのは、マイク・ラザーフォードだけ。
よく見ると、トニー・バンクスが後ろ向きで演奏をしている。
ギターもドラムも、知らないミュージシャン。なかなかの腕前。しかし、ヴォーカリストはまったく駄目だ。
そこになぜかピーター・ゲイブリエルがいる。
私は彼に歌ってみろと言われ、Dancing with the Moonlight Knightを歌う。
これで私は、ジェネシスのボーカリストとして選ばれることになる。

9月4日 : エンパイア・ステート・ビルに住む友人

NYCのエンパイア・ステート・ビル、ここには隠された住居エリアが高層階にあり、そこに住む友人(現実では知らない人)から、泊まりがけで遊びに来いと、家族共々招待されて出かける。
地上階から通常のエレベーターに乗り、途中で下りて、隠されたエレベータに乗り、101階まで行くとそこが友人の住む居住エリア。非常に複雑な構造で、彼の部屋の中に隣人宅のドアがあったりする。日本料理が得意なその友人は、友人を招いて振る舞う準備でキッチンにいる。何か手伝おうかというと、極細千切りだけは苦手なので君に頼みたいと。

出番が来るのを待つ間、バルコニーに出る。そこには楓が植えられていて、数十年前に日本の教科書にその写真が掲載され、枝振りも変わっていないと聞いて、確認しようとその教科書を手に柵を越えて枝に近づく。うっかり下を見てしまい、高所恐怖症の私は目眩を覚え、慌てて室内に戻ろうとするが、恐怖で手足がこわばり、柵を越えられないところで、足が吊って目が覚めた。

8月31日:人工生命体

スライムの様にプリプリした、オオサンショウウオの様な形をした緑色の人工生命というかロボットの様なものが、ゲームに付属してくる。餌をやり、可愛がって育てないと、懐いてくれないらしい。懐けば、色を変えたり、命令を実行させたり、様々な事をして楽しむ事が出来る。しかし綿は取説をよく読まずに、そのプリプリ感を楽しんで、いじくり回してしまった為、その疑似生命体はすねて物陰に隠れてしまう。意外に動きが速く、捕まえられない。取説には饅頭を与えると良い、とあるが、フランスにまんじゅうは入手困難。バゲットをちぎって与えたら、食べている。水もやってみた。それを繰り返したら、風呂に入れる事が出来るまで慣れた。次は大きく育て、好みの色に変えるのだ。しかし、名前を全然思いつかない。

6月28日:抱き枕型飛行装置

ヨガポールみたいな抱き枕。これをたった状態で抱えると、1メートル程身体が浮く。先端から空気が吹き出し、前に進む。
これを抱えて、街の中を巡っている。場所は福岡なのだが、例によって現実の福岡とかなり様子が異なる。
川の上を渡ってショートカット。生鮮食品の店が建ち並ぶ商店街に入る。
そのうちの一軒で二枚貝の刺し身を食うのだが、その足の内部に寄生している生物。これが目当てだ。
今回は運良く、その寄生生物が大量の卵を抱えていた。タコの卵のような外観だが、特徴があって、暗いところで緑色の光が点滅する。
産卵後、点滅しながら何間に漂うう姿から海ホタルと呼ばれるが、ジッサイノウミホタルと言う甲殻類とは別で、こちらは卵だ。
味見をする前に、目が醒めた。

5月29日:並行世界でライブと「内容の無い音楽会」

ここ(Note)に、自分のライブコンサートのセッティングとリハーサルの写真を貼り付けている。写真はパノラマになっていて、10代後半にやっていたバンドのメンバーが当時の年齢の姿で写っている。良く見ると不思議なことに、シンセのセッティングが、セッティングと言うより、組み立てなのだ。AKAIのサンプラーが見えるが筐体のみで中が空っぽ、他のシンセも同様に筐体のみ。中身は後から装着するようだ。私だけ現在の年齢で、頭頂部だけ円形に白髪。なんだか河童みたいだ。
何か変だなと思っていると、生福の「内容の無い音楽会」が再生される。
その一曲目「Fusion Batteleship」を聴いて驚く。アレンジが違うのだ。自分のアルバムでは、アンドロメダと言う名の、カシオペアをパロッたバンドで、カシオペアがもし軍艦マーチをアレンジしたら、と言う、一種の音のシチュエーションコメディなのだが、ここでかかっているのは、ビッグバンドアレンジだ。これを聴いて、今いるのは並行世界なのだと理解する。
「Fusion Batteleship」こっちの世界版はこれ。




5月21日:淫夢と原子力とジャニーズ・ジュニア・スペシャル

感触などの感覚を伴うが、相手が恐らく異星人という淫夢を見た。舞台は東京らしい。東京なのに、狭いスペースに遊戯台が10台程度しか置かれていないパチンコ店。パチンコ店の夢は時々見るが、普通のパチンコ機が登場した例しがない。大体は、ピンボールとのハイブリッドであるか、雀球的なものであるか、球が空中を飛ぶ3Dパチンコであったりするかだ。ここには一応普通のパチンコ台らしきものがあるが、前に来た時は一球も入賞口に球が入らなかった記憶を持って、実在しない若い科学者夫婦と来店。前回と同じ機種は一台もなく、ゲーム機に近い物が多く並んでいる。夫は台を選んで打ち始めるが、私は何故か彼の妻と共に、衝立と観葉植物で仕切られた隣室にあるベッドに横たわって会話を始める。
私が、もう一人子供が欲しかったという話をすると、彼女は欲情したと言い服を脱ぐ。彼女の両脇から腰にかけて渦を巻いた体毛が密生していて2本の線を作っている。そして股間から膝にかけても、同じように体毛のラインがある。良く見ると顔立ちも、美しいが人間とは異なり、皮膚の触感も違う。あきらかに地球人では無い。抱き合って彼女が声を上げるので、夫が気付くのではないか心配するが、彼女は意に介す様子も無い。やがて挿入となるが、性器の構造が地球人と若干異なるので中々入らない。苦心していると、夫がやって来る。
流石に気まずく、慌てて離れ、私は寝たふり、彼女は冷静に夫に私が子供が欲しいと言うので、自分が手伝おうと思ったと言うが、彼は全く気にする様子は無い。夫婦共に異星人だったようだ。
ここで場面転換。
かつてはジャニーズ・ジュニア・スペシャルのメンバーだった三人のアルバムレコーディングに参加する。
(註:20代前後の頃、実際にジャニーズ事務所を辞め、別のプロダクション所属となった彼らのバックバンドとして、地方巡業(いわゆる営業)に同行したことがあり、その後彼らと交流が出来、家に呼ばれて宴会をしたことがある。その後ジャニー喜多川の性虐待の話を聞き、彼らもその被害を受けたのだろうかと気に病んだことがあるが、最近の報道をきっかけに、彼らのことを思い出したのがこの夢に繋がったのだろう。)
アルバムには、ロシア人の核物理学者がコーラスでゲスト参加している。アルバムリリースパーティで招待者に配られるパンフレットを手に取る。最初の数ページは、原子力エネルギー利用の歴史が綴られている。ゲストには科学者が何人かいて、彼らに、レコーディングに参加したロシア人核物理学者のことを説明しようとするが、コで始まる4文字の名前が思い出せない。
パンフレットにはその記載が無く、アルバムにはクレジットされているのでアルバムを探すが、何故かその場にない。
諦めてそこを出て、空中とゆっくりと移動する乗り物に乗る。眼下に見える10x20mくらいの、澄んだ水が張られた長方形の池に、その池一杯の巨大な魚がいるのを眺める。


5月7日:スッポンと自動拳銃

スッポンが食べたくなり、古い石造りの塔ががある市場に買いに行く。生きたスッポンだが、小さい。もう少し大きく育ってから食べようと思い。敷地内にある野菜売り場に行こうとするが、もうすぐ時間だから駐車場が閉まる、急いでと言われ、急いで野菜棚に行ってスッポンを放す。スッポンは凄い勢いで野菜や果物を囓り出す。その顔はもうスッポンではなくカミツキガメに変わっている。
急いで駐車場に戻るが、もうメインゲートは閉まっていて、人のみが出入り出来るゲートしか使えない。仕方なく歩いて出る。明日、車とスッポンを取りに来ようと思うが、明日明後日は二連休だ。
英語を話すフランス人友人に電話して、警備員にゲートとスーパーの入り口を明日開けるように交渉してくれと依頼する。日曜日の午前中は営業しているから開店前に取りに行くと良い、と言われる。
しかし、私が行く前に従業員がうっかり咬まれ出もしたら大変なので、この話はリセットすることにした。リセット。
スッポンは手元に戻り、なぜか右手には自動拳銃を握っている。
スッポンを上着のポケットに入れ、あまり良く知らない数人の友人と歩き出す。全員手には自動拳銃。時折拳銃を持ったままの手を振り回し、故意ではないが銃口を人に向ける奴がいるので、安全装置がオンでも、決して銃口を人に向けてはいけない、と叫ぶ。
何列もあるエスカレーターに乗って、ビルの上階へ行く。そこは拳銃の分解と組み立て、そして安全装置の解除法などの講習所だ。
私の銃はベレッタで、なんと、安全装置が数カ所にあり、全部解除しないと、撃鉄が降りない仕組み。
講習修了後、スッポンを取りだし、暫くここで飼育しようと提案する。日数が経過し、充分に大きく育ったスッポンに私以外の皆、情が湧いてしまい、殺して食べるのは可哀想だと言い出す。
誰かがスッポンに餌をやろうとして指に食いつかれてしまう。
私はそれを見て、これはスッポンの頭を落とさないと外れないだろうと思う。

解説:この夢は様々な実体験がが少しずつ反影されている。拳銃も若かりし頃、LAでリボルバーを所有した経験がある。ベレッタは多分、大昔持っていたエアガンがベレッタのモデルだったので、それだと思うが、なぜ今夢に出て来たのか。塔のある駐車場東市場はボルドーだと思う。最近ボルドーの友人から連絡があったので、それがトリガーだろう。ボルドーには大きな市場があり、海や川の幸を沢山売っているのだ。スッポンは恐らくボルドー名物の有ヤツメウナギが転化した物だろう。そして私は活きスッポンを捌いた経験がある。そして指を咬まれるシーンは、最近見たアンコウが指に食いついて中々離れない動画。
銃の安全装置も、子供自体に父親が持っていた空気式猟銃を、安全装置がかかっていると思い込んで引き金を引き暴発させてしまい、危うく友人に大怪我を負わせるところだったので、その記憶だと思う。引き金を引く習慣、友人が何故かすっと立ち上がったので、大事持に至らずに済んだのだ。

3月13日 : 豚のフォアグラ

家族で宿泊している個人経営のホテル。建物は木造。ロビー(広い応接間的な空間)でオーナーの老人が豚を捌いている。特別な黒豚らしく、沼地で飼われ、蓮の根や水棲生物を食べて育つ育つそうだ、体が大部分水にに浸かっているので、全身の肉に均等に脂が回り、どこの部位も非常に美味だそう。
確かにその肉は程よくサシが入った牛肉のようにも見える。
ハイライトはレバー。まるでフォアグラのような色。食べる餌の関係でこうなるのだとか。そのレバーに山椒の粉を刷り込む手伝いをする。
捌き負えた肉は小分けしてラップに包まれ、ロビーのカウンターに並べられる。宿泊客は好きなだけ部屋に持ち帰り、調理して食べて良いそうだ。
火を通しすぎないように注意して焼き、皆で食べる。普段あまり豚肉を食べたがらない娘も美味しいといって喜んでいる。
すると誰かがやってきて、先ほどのレバーをフライにした物を差し入れてくれる。極上の味。


3月12日 : 海上100mの陸橋

 現実の上野駅とは全く異なる上野駅に降り立つ。ここから、やはり現実の東京駅とは全く異なる東京駅に移動して、最終目的地に向かう列車に乗り換えねばならない。しかし、乗り換え時間が迫っていて、在来線では間に合わないかも知れない。すると、東京駅へ行く高速鉄道がある事を知らされ、それに乗る。わずか二両編成で、車体は細長く、進行方向に向かって横並びに二人しか座れない。非常に洗練された未来的デザインだが、着席すると安全バーが降りてきてからだが固定される。(ここまで書いて気付いたが、これ、ローラーコースターのメタファーだ)
 列車がホームを出ると、なんと海上100メートルかそれ以上の高さに敷設された鉄橋を走っている。普通の鉄橋のようなガードはなく、見晴らしは良いのだが、高所恐怖症の私には少し怖い。
程なくして到着し、乗り換えのホームを探す。これまでに何度も登場した、夢の中にだけ存在する、構造が複雑な駅。発車時間を気にしながら、ホームを探すが、見つからない。
乗り損ねを覚悟するが、指定券を購入した乗客が全員登場するまで、待つというアナウンスがあり、安心する。

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