「曲が出来ないと人前で演奏出来ない」という思い込み【メンタルブロックストラテジー・Vol.1029】

…もちろん,ジャムセッションで
やりたい曲をそのステージ上の全員で

自由自在に演奏出来るに
越したことはありません(笑)

ただ…頻出の定番曲ならともかく,
そのやりたい曲を
知らない人の方が多かったり,

知っていても出来なかったり…
という感じでなかなか
ジャムセッションが成立しない…

そしてその事がそのまま

「曲をいっぱい知らないと,
しかもそれらの曲が上手く出来ないと
ジャムセッションにそもそも参加できない」

という恐怖感にハマっていく…

私はこういう場面を見る度に
思う事があります!

結論から言いましょう!

「なにも『既成の曲』でなくとも,
簡単なルールを決めるだけで
誰でもセッション参加出来る方法がある!」

ジャムセッションとして
まず大前提にあるのが,

「ステージ上の参加者さん全員が,
フェアな条件でジャムセッションが
出来るようにコーディネートする」

という事です!

その曲を知らない方がいらっしゃったら,
用意している譜面を渡したり,

譜面が無ければせめて
コード進行だけでも書いて渡したり,

はたまたそれでも厳しそうなら,
大人しく他の曲に変更する…etc.

どうしてもその曲をする
必要がある場合なら
そうしてでもやる事になるでしょうが,

その間に他のお客さんに
待って頂かなくてはいけなくなり,
折角の貴重な時間が奪われます!

それならば!

「1つ〜2,3個までの単純な
コード進行だけその場で決めて
ジャムセッションする」

「アドリブソロも,
今弾ける音だけでやってみる」

このように,何も曲でなくとも
簡単な決め事だけで自由に
セッションをする事が可能です!

そしてこれがまた結構
面白い発見もあり,
結構良い雰囲気になるのです!

ただし,
「私はこの曲をやりたいから
音楽をやってるんだ!」
という方には非常に残念なお話なのですが,

もちろんそれ自体を
私は否定するつもりはありません!

ただ,人間の一生で使える
時間が有限だという事を考えると,

この方法ではコストパフォーマンスが
非常に良くないばかりか,

対人関係や価値観などの
広がりからくるあなたの可能性を
想像以上に潰してしまうばかりか,

演奏が上手くなりたい!
…という目的を果たす手段として
かなり非効率なので

私は決してお勧めできないのです!

…と,このように,
「〜じゃないと出来ない」と考えるよりももっと

「どうやったらその場全体で楽しめるか?」

を考えていく方が,
一部だけでなく全員で楽しめますし,
雰囲気もとても良くなると思うのです!

盲点や固執は,この様に時に
考えの幅を狭めてしまいます…

そのスイッチとなる言葉は

「どうやったら〜できるか?(How)」
「もし,〜やってみたらどうなるか?(If)」

思考の可能性を,どんどん
広げて行けば行くほど,
楽しみ方が多彩になりますね!

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